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翻訳がつくる日本語 ヒロインは「女ことば」を話し続ける
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白澤社/現代書館 |
発売年月日 | 2013/08/01 |
JAN | 9784768479513 |
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翻訳がつくる日本語
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翻訳がつくる日本語
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商品レビュー
2.5
8件のお客様レビュー
第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」1時間目 国語で紹介された本です。オンライン開催。 2021.05.01
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翻訳小説や映画字幕の女性の台詞に見られる「女ことば」の 考察を中核に、標準語が作られた明治以降の日本語の変遷と翻訳がそれに果たす役割を著した本。標準語が制定された 時点から女性差別的要素を含んでいたことや、翻訳で現れる 「黒人性」や「白人性」によって逆に「日本人性」のような もの...
翻訳小説や映画字幕の女性の台詞に見られる「女ことば」の 考察を中核に、標準語が作られた明治以降の日本語の変遷と翻訳がそれに果たす役割を著した本。標準語が制定された 時点から女性差別的要素を含んでいたことや、翻訳で現れる 「黒人性」や「白人性」によって逆に「日本人性」のような ものが作られる日本語のアイデンティティ、そして同化翻訳 と異化翻訳の問題など深い内容までがその射程に入っている のだが、何となくまとまりがないと感じてしまうのはまだ 研究途上ということなのかもしれない。
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2019.10.5市立図書館 翻訳を通して強化されたり生き延びて固定化する「女ことば」をめぐる話を核に、翻訳が言語に与える影響をもっと意識してもいいのではないかと示唆する。卵が先か鶏が先か、のような難しい部分もあるが、訳者の中の無意識が翻訳にあらわれてくるという切り口、翻訳作品の...
2019.10.5市立図書館 翻訳を通して強化されたり生き延びて固定化する「女ことば」をめぐる話を核に、翻訳が言語に与える影響をもっと意識してもいいのではないかと示唆する。卵が先か鶏が先か、のような難しい部分もあるが、訳者の中の無意識が翻訳にあらわれてくるという切り口、翻訳作品の日本語も言語資源として私たちの日本語に影響を与えているという視点はたしかにこれから重要になるかもしれない。 この本ではテキストの文体に限定した話だったが、映画やインタビューの吹き替えの声の高さや口調といった点でも議論すべきことはたくさんあると思った。
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