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さよならを待つふたりのために STAMP BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/07/27 |
JAN | 9784001164053 |
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商品レビュー
4.2
45件のお客様レビュー
10代のがん患者同士カップルの物語なのだけど、2人ともありがちな清純いい子ちゃんではなく、きわどいジョークなんかも飛ばしながら、それぞれ自分らしく真摯に世界と向き合っているのがすごくいい。 ラスト近くのシリアスな展開は、綺麗事じゃないがんの苦しみが描かれていて辛い。アイザックの弔...
10代のがん患者同士カップルの物語なのだけど、2人ともありがちな清純いい子ちゃんではなく、きわどいジョークなんかも飛ばしながら、それぞれ自分らしく真摯に世界と向き合っているのがすごくいい。 ラスト近くのシリアスな展開は、綺麗事じゃないがんの苦しみが描かれていて辛い。アイザックの弔辞には泣きそうになった。 そんな中でも、死が近づく人たちを「患者」としてじゃなく「人間」として扱い、自尊心を守ることが大切に描写されていることが印象的だった。
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甲状腺がんが肺に転移して三年前から酸素ボンベが手放せなくなってしまった十六歳のヘイゼルと、骨肉腫で片足を切断した十七歳のアウグスタスはサポートグループで出会い、二人は互いに惹かれ合う。いつ現実のものとなるか知れない『死』の影が断続的に二人の関係に影を落とすが、同時にそれは今ある...
甲状腺がんが肺に転移して三年前から酸素ボンベが手放せなくなってしまった十六歳のヘイゼルと、骨肉腫で片足を切断した十七歳のアウグスタスはサポートグループで出会い、二人は互いに惹かれ合う。いつ現実のものとなるか知れない『死』の影が断続的に二人の関係に影を落とすが、同時にそれは今ある『生』を苦しいほどに輝かせる刹那でもあった。 「ヤングアダルト」なる小説のジャンルがあることを、『クロワッサン特別編集 すてきな読書』で知った。『ハリー・ポッター』シリーズや、過去に読んだフランシス・ハーディング『嘘の木』などと並んでこの本が紹介されていて、興味を持った。今回感想文を書くにあたってブクログで検索したらこの表紙の写真が出てきて(私が読んだのは可愛らしい牧歌的なイラストが描かれた単行本だった)、観たことはないけれどタイトルは聞いたことがあるこの映画の原作であることを知った。 不治の病に侵されたティーンエイジャーの男女を主人公に据えた物語で読者の涙を誘うことはおそらく容易い。でもこの作品はありきたりな御涙頂戴ものではまったくない。若き登場人物たちのエッジの効いたテンポの良い会話はユニークで痛快だし、愛する我が子を失う日がいつ来るとも知れない不安を心の奥底に常に抱えながら、できる限り穏やかに、適度な距離を努めて保って、子どもの成長を、苦悶を、逡巡を、希望を見守ろうとする親たちの姿は胸を苦しくさせる。本来ならまだその気配すら感じずにいられた『死』を日々意識せざるを得ないヘイゼルも、アウグスタスも、サポートグループの他のメンバーも、本当はもっと泣いたり喚いたり誰かに思い切り感情をぶつけたりしたいだろう。でもそうする代わりに自分たちを苦しめる病魔をネタにして、読んでいるこちらはそこまで言って大丈夫?!とハラハラしてしまうような自虐ジョークを言い合って笑う。今ある命、今自分たちにできることを最大限に謳歌して、懸命に生きようとする彼らの儚くて力強い生命力が印象に残った。
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