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宝石の国(1) アフタヌーンKC
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宝石の国(1) アフタヌーンKC

市川春子(著者)

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宝石の国(1) アフタヌーンKC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/07/23
JAN 9784063879063

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宝石の国(1)

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2025/01/21

市川春子「宝石の国」が、第45回日本SF大賞の最終候補にノミネートされた。コミックスとしては、第42回大賞受賞のよしながふみ「大奥」以来の最終候補である。昨年11月に出た第13巻完結を待ってのタイミングで最終候補に挙がったものと思われる。2012年に連載が始まって、2013年に単...

市川春子「宝石の国」が、第45回日本SF大賞の最終候補にノミネートされた。コミックスとしては、第42回大賞受賞のよしながふみ「大奥」以来の最終候補である。昨年11月に出た第13巻完結を待ってのタイミングで最終候補に挙がったものと思われる。2012年に連載が始まって、2013年に単行本が出て、「このマンガが凄い!2014オトコ編」に入賞し、2017年にはアニメ化されている。実は、日本SF大賞にノミネートされるまでこの漫画家も作品もその存在を知らなかった。これは大失態ということで急いで書店に行き、取り敢えず第1巻を購入した。表裏の表紙にはホログラムPP加工がされており、まさにこれが宝石のイメージどおり。これが電子書籍に勝った瞬間である。ただ、カラーのページは最初の4ページだけで、あとは白黒。色での宝石の種類の判別は難しいので、キャラクターをしっかり見比べて登場人物を正確に覚えるしかない。ええ?28人も出てくるの? ストーリーは私が紹介するまでもないので割愛する。Wikiにはあらすじが詳細に書かれてある。まだ読んでいない第2巻以降のあらすじに思わず引き込まれそうになったのを寸前で止めた。題名・登場人物に様々な宝石の名前が使われている。知らない宝石(フォスフォフィライト)の名前もあった。宝石の色は、構成する元素とそれらが構成する結晶構造によって決まる。この結晶構造が様々な光の干渉を引き起こして固有の色を呈する。 第1話 フォスフォフィライト Zn2Fe2+(PO4)2・4H2O 燐葉石、硬度3半、靭性最下級、薄荷色 第2話 シンシャ HgS 辰砂、硬度2、赤 第3話 ダイヤモンド C ダイヤモンド族、硬度10、靭性2級 その他、ダイヤと組まされるボルツ C カーボナード、ダイヤモンド属、硬度10、靭性特級、黒 お坊さんの格好をした金剛先生は金剛石、つまりダイヤモンド。 確かにSFファンタジー。月人との戦いがメインなら正統派SF。しかし漫画の画風はフワフワでファンタジー系のタッチ。宝石というか鉱物の特徴をよく捉えたキャラクター設定というサイエンス感満載で私としてはかなり満足。先日紹介した土屋うさぎさんも自分の小説のキャラクターに市川さんの名前を借用する等、様々な漫画家にリスペクトされているようだ。フォスフォフィライト(フォス)のドタバタに周りが巻き込まれながらストーリーが進行するのも面白い。多分、アニメでもその様がうまくキャッチアップされているだろう。このおっちょこちょいは改善されるのだろうか?そして現在、SF界で流行しているGLは今後どの様に進展していくかも興味がある。なにせ、28人も尖ったキャラ持ちがいるのだから(多分殆ど同世代の設定かも)。できるだけ早めに第13巻(最終巻)に辿り着きたいものだ。

Posted by ブクログ

2024/11/29

「宝石の国」 市川春子 全13巻。完結済みです。 正直絵柄が個人的な好みから外れていたのでどうかな…と思っていたのですが(本当すみません)、 テーマがどうしても気になり、結局手を出してしまった 舞台設定は、 地球では人間や主だった生物が死滅している遠い未来。 人...

「宝石の国」 市川春子 全13巻。完結済みです。 正直絵柄が個人的な好みから外れていたのでどうかな…と思っていたのですが(本当すみません)、 テーマがどうしても気になり、結局手を出してしまった 舞台設定は、 地球では人間や主だった生物が死滅している遠い未来。 人間の代わりに宝石の身体を持つ人間のような形の生命体が28人、 それらを束ねる「先生」と呼ばれる僧侶のような格好の男、 その宝石たちをを何らかの意図を持って攫って行こうとする、月からの来襲者である月人とのバトルが繰り広げられます。 読了して思ったことは、 主人公は宝石人なので主人公サイドでのストーリー展開がメインだけれども、 深刻で切羽詰まった精神状態なのは圧倒的に月人の方で、テーマ的に重い部分が多いのは月サイドだったなぁ、ということ。 このテーマで13巻でまとめるのは結構キツキツで、 こんなに駆け足なのは出版社の都合があったんじゃないかと勘繰ってしまうほどでした。 あと、宝石人は完全なる不死とまではいかないものの、 負傷してもある程度の再生は可能なので、 生命に対する価値観が読み手のこちらとだいぶ乖離している点や、 持ち合わせている感情が繊細でない分、 キャラに感情移入できるまでに多少時間がかかりました。 でも、こういう命を持って生まれてきた生命というのは、 生きている期間が長すぎるがために「生」の価値が薄くなってしまうのも当然で、ある意味仕方のないことかもしれません。 月人においては宝石人よりも遥か昔から存在し、こちらもほぼ不死であるため、 描写はささっと済まされてしまっていますが、 それでも垣間見えるどうしようもない閉塞感と倦怠感。 解放され無に還りたい、それだけを拠り所に、 能天気そうな日常を送りつつも心の奥に仕舞い込んで目を逸らしていた、この必死の想いが同情すべきものであり、哀れでもありました。 個人的には月人サイドのストーリーが提供されているものの5倍はあっても良かったかな、と思います。 あまりにも重いテーマを抱えているのに、これだけの描写では材料不足で、作品としては非常にもったいない、と感じました。 結末としてはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、受け手の価値観によってどちらとも取れるかと思います。 私としてはバッドエンド寄りです。 主人公は再生過程で他の鉱物を取り込んで混ざり物になっていくうちに、結局オリジナルの人格や思考がどんどんなくなっていくし、 一番心を通わせたかった相手には拒絶され、 全員がいなくなった地球に何万年も孤独に耐えなければならず、 地球消滅とともに彼も消滅していくその瞬間に、 彼に寄り添ってくれるべき相手が誰もいないというのはあまりに可哀想すぎました。 せめて幻でもいいから誰かに迎えにきて欲しかった。 これは主人公の晩年(?)に出てくるポッと出のキャラたちではあまりに役割不足で、 「先生」の兄が多少良い仕事してますが、 そもそもこの「兄」はそれまでほとんど登場してきていないので、急にこういう良い事されてもなかなか感情が追いつかなかったです。 あと、バトルシーンが多いのですが、 擬音が少ないせいか、とても静かというか、スローで見ているような錯覚を覚えました。 それはそれで味があり、こういう描き方もあるのかーと新たな発見ではありましたが、 そもそもキャラの顔のパーツの描きわけが私には区別がつきにくく、これ誰だっけ?となることが多かったようにも思います。 とはいえ、テーマとしては秀逸で、スピンオフが出たらかなり奥深いものになるのではないかと。 前述のように、テーマが壮大なわりにストーリーが短いので、 それを基にしつつ自分で脳内補完で楽しめる、という側面はかなりありそうです。 それを始めから意図して作られた作品であったとするなれば、これはもうものすごい作品であると思います。

Posted by ブクログ

2024/11/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

フォスを思うとどうしてこうなってしまったんだという気持ちとやっと何も苦しまなくて良くなったんだねよかったねという気持ちでぐちゃぐちゃになる。

Posted by ブクログ

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