宝石の国(1) の商品レビュー
星3.5 繊細な絵が好きな方は絵柄ごとハマるかも。 悲劇的なストーリーとラストの壮大な展開は、手塚治虫の漫画に似たような印象を受けた。 個人的なマイナス点として、 まず動いてる時の絵が見づらい。 また、(設定があるとはいえ)キャラのかき分けがあまりされてない、かつポッと出のキ...
星3.5 繊細な絵が好きな方は絵柄ごとハマるかも。 悲劇的なストーリーとラストの壮大な展開は、手塚治虫の漫画に似たような印象を受けた。 個人的なマイナス点として、 まず動いてる時の絵が見づらい。 また、(設定があるとはいえ)キャラのかき分けがあまりされてない、かつポッと出のキャラもいきなり出てくるので、今画面上で誰と誰が何をしているのかが分かりづらい。
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やや難解、でも面白い 純文学的な香りがする 主人公が悲しい運命をたどりそうな感じがするんだけど穿ち過ぎかな?
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キレイでお笑い要素もあって、惹かれまくる設定の宝石たち。謎も随所に散りばめられていて、先が気になる。完結まで読んだが、色即是空。合掌。
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宇宙規模の壮大なスケールで描かれた美しい、純粋な物語。どこまでも透明なフォスフォフィライトと仲間達。人間の透明な部分を信じたくなった。
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人間など忘れ去られた遥かな未来。新しく生まれた鉱物生命"宝石"たちは、拐いに来る月人たちと戦っていた。個性豊かな彼らがそれぞれに抱える内面の葛藤、月人と世界の謎、そして"先生"の秘密…。 =強くてもろくて美しい、宝石たちの物語= 「宝石の国...
人間など忘れ去られた遥かな未来。新しく生まれた鉱物生命"宝石"たちは、拐いに来る月人たちと戦っていた。個性豊かな彼らがそれぞれに抱える内面の葛藤、月人と世界の謎、そして"先生"の秘密…。 =強くてもろくて美しい、宝石たちの物語= 「宝石の国」(2012~2024)市川春子 #読書好きな人と繋がりたい
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強くてもろくて美しい、戦う宝石たちの物語。 不思議な世界観の中で多く語られずに少しずつ話が進んでいく。 シンプルな絵で綺麗な感じが良い。 後半に進むにつれ不思議な感じが加速していくのも好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※完走した感想です。 最終話をなんとなく読まずに過ごしてたのでやっと読んで読了した。大学の課題が大変な時にフォスが闇落ちする最新話まで一気読みし、情緒を乱されたのは良い思い出。 世界観の作り込みがいかんせんすごい。宝石たちが月からの略奪者から自分達を守るため戦う、という設定がもう、出来上がってるし、その世界観を補強するような妖しいコントラストの効いた繊細な描画がとても良い。センスが冴え渡ってる。 一番印象的なシーンは月に向かったフォスが、月の輝きは連れ去られた宝石たちが粉々に砕かれて撒かれていた為だったと知るシーン。めちゃくちゃ脳汁出た。そして個人的にここが物語のピークだった。 後半は「宝石の国」の設定を開示され、それを追っていくパートになった。物語の大きな謎の部分である、月人の正体が明かされてしまった為、少々、興が失せてしまった。にしても、仏教感と人間の未熟さや不完全さにフォーカスを当てた展開は中々他じゃみられない凄みがあった。 また読み返したら違う感想を持つかもしれないな〜と思う。
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全巻読了。 一気読みできて良かった! 読み進めているとどうしようもなくもどかしく、読み進める事が辛くなっていくのですが、ラストは救われた思いでいっぱいになりました。 自分の生き方の指標になる作品。 最終巻に出てくる石のような心持ちで生きていきたい。
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市川春子「宝石の国」が、第45回日本SF大賞の最終候補にノミネートされた。コミックスとしては、第42回大賞受賞のよしながふみ「大奥」以来の最終候補である。昨年11月に出た第13巻完結を待ってのタイミングで最終候補に挙がったものと思われる。2012年に連載が始まって、2013年に単...
市川春子「宝石の国」が、第45回日本SF大賞の最終候補にノミネートされた。コミックスとしては、第42回大賞受賞のよしながふみ「大奥」以来の最終候補である。昨年11月に出た第13巻完結を待ってのタイミングで最終候補に挙がったものと思われる。2012年に連載が始まって、2013年に単行本が出て、「このマンガが凄い!2014オトコ編」に入賞し、2017年にはアニメ化されている。実は、日本SF大賞にノミネートされるまでこの漫画家も作品もその存在を知らなかった。これは大失態ということで急いで書店に行き、取り敢えず第1巻を購入した。表裏の表紙にはホログラムPP加工がされており、まさにこれが宝石のイメージどおり。これが電子書籍に勝った瞬間である。ただ、カラーのページは最初の4ページだけで、あとは白黒。色での宝石の種類の判別は難しいので、キャラクターをしっかり見比べて登場人物を正確に覚えるしかない。ええ?28人も出てくるの? ストーリーは私が紹介するまでもないので割愛する。Wikiにはあらすじが詳細に書かれてある。まだ読んでいない第2巻以降のあらすじに思わず引き込まれそうになったのを寸前で止めた。題名・登場人物に様々な宝石の名前が使われている。知らない宝石(フォスフォフィライト)の名前もあった。宝石の色は、構成する元素とそれらが構成する結晶構造によって決まる。この結晶構造が様々な光の干渉を引き起こして固有の色を呈する。 第1話 フォスフォフィライト Zn2Fe2+(PO4)2・4H2O 燐葉石、硬度3半、靭性最下級、薄荷色 第2話 シンシャ HgS 辰砂、硬度2、赤 第3話 ダイヤモンド C ダイヤモンド族、硬度10、靭性2級 その他、ダイヤと組まされるボルツ C カーボナード、ダイヤモンド属、硬度10、靭性特級、黒 お坊さんの格好をした金剛先生は金剛石、つまりダイヤモンド。 確かにSFファンタジー。月人との戦いがメインなら正統派SF。しかし漫画の画風はフワフワでファンタジー系のタッチ。宝石というか鉱物の特徴をよく捉えたキャラクター設定というサイエンス感満載で私としてはかなり満足。先日紹介した土屋うさぎさんも自分の小説のキャラクターに市川さんの名前を借用する等、様々な漫画家にリスペクトされているようだ。フォスフォフィライト(フォス)のドタバタに周りが巻き込まれながらストーリーが進行するのも面白い。多分、アニメでもその様がうまくキャッチアップされているだろう。このおっちょこちょいは改善されるのだろうか?そして現在、SF界で流行しているGLは今後どの様に進展していくかも興味がある。なにせ、28人も尖ったキャラ持ちがいるのだから(多分殆ど同世代の設定かも)。できるだけ早めに第13巻(最終巻)に辿り着きたいものだ。
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「宝石の国」 市川春子 全13巻。完結済みです。 正直絵柄が個人的な好みから外れていたのでどうかな…と思っていたのですが(本当すみません)、 テーマがどうしても気になり、結局手を出してしまった 舞台設定は、 地球では人間や主だった生物が死滅している遠い未来。 人...
「宝石の国」 市川春子 全13巻。完結済みです。 正直絵柄が個人的な好みから外れていたのでどうかな…と思っていたのですが(本当すみません)、 テーマがどうしても気になり、結局手を出してしまった 舞台設定は、 地球では人間や主だった生物が死滅している遠い未来。 人間の代わりに宝石の身体を持つ人間のような形の生命体が28人、 それらを束ねる「先生」と呼ばれる僧侶のような格好の男、 その宝石たちをを何らかの意図を持って攫って行こうとする、月からの来襲者である月人とのバトルが繰り広げられます。 読了して思ったことは、 主人公は宝石人なので主人公サイドでのストーリー展開がメインだけれども、 深刻で切羽詰まった精神状態なのは圧倒的に月人の方で、テーマ的に重い部分が多いのは月サイドだったなぁ、ということ。 このテーマで13巻でまとめるのは結構キツキツで、 こんなに駆け足なのは出版社の都合があったんじゃないかと勘繰ってしまうほどでした。 あと、宝石人は完全なる不死とまではいかないものの、 負傷してもある程度の再生は可能なので、 生命に対する価値観が読み手のこちらとだいぶ乖離している点や、 持ち合わせている感情が繊細でない分、 キャラに感情移入できるまでに多少時間がかかりました。 でも、こういう命を持って生まれてきた生命というのは、 生きている期間が長すぎるがために「生」の価値が薄くなってしまうのも当然で、ある意味仕方のないことかもしれません。 月人においては宝石人よりも遥か昔から存在し、こちらもほぼ不死であるため、 描写はささっと済まされてしまっていますが、 それでも垣間見えるどうしようもない閉塞感と倦怠感。 解放され無に還りたい、それだけを拠り所に、 能天気そうな日常を送りつつも心の奥に仕舞い込んで目を逸らしていた、この必死の想いが同情すべきものであり、哀れでもありました。 個人的には月人サイドのストーリーが提供されているものの5倍はあっても良かったかな、と思います。 あまりにも重いテーマを抱えているのに、これだけの描写では材料不足で、作品としては非常にもったいない、と感じました。 結末としてはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、受け手の価値観によってどちらとも取れるかと思います。 私としてはバッドエンド寄りです。 主人公は再生過程で他の鉱物を取り込んで混ざり物になっていくうちに、結局オリジナルの人格や思考がどんどんなくなっていくし、 一番心を通わせたかった相手には拒絶され、 全員がいなくなった地球に何万年も孤独に耐えなければならず、 地球消滅とともに彼も消滅していくその瞬間に、 彼に寄り添ってくれるべき相手が誰もいないというのはあまりに可哀想すぎました。 せめて幻でもいいから誰かに迎えにきて欲しかった。 これは主人公の晩年(?)に出てくるポッと出のキャラたちではあまりに役割不足で、 「先生」の兄が多少良い仕事してますが、 そもそもこの「兄」はそれまでほとんど登場してきていないので、急にこういう良い事されてもなかなか感情が追いつかなかったです。 あと、バトルシーンが多いのですが、 擬音が少ないせいか、とても静かというか、スローで見ているような錯覚を覚えました。 それはそれで味があり、こういう描き方もあるのかーと新たな発見ではありましたが、 そもそもキャラの顔のパーツの描きわけが私には区別がつきにくく、これ誰だっけ?となることが多かったようにも思います。 とはいえ、テーマとしては秀逸で、スピンオフが出たらかなり奥深いものになるのではないかと。 前述のように、テーマが壮大なわりにストーリーが短いので、 それを基にしつつ自分で脳内補完で楽しめる、という側面はかなりありそうです。 それを始めから意図して作られた作品であったとするなれば、これはもうものすごい作品であると思います。
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