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文学のことば

荒川洋治【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/07/25
JAN 9784000246873

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商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2014/08/12

心地よく読み終わった。 以下、特に読みたくなった本。 飯島耕一『ゴヤのファースト・ネームは』 深沢七郎『みちのくの人形たち』『樽山節考』 バーナード・マラマッド『店員』 ・新宿区南町にある地方・小出版流通センターの存在。

Posted by ブクログ

2013/11/04

出来はまあまあ。荒川洋治の随想は、出来不出来の差が激しいんだけど、これはまあまあかな。でも、一つ一つの量が少ないので、読み応えが全くなかった。

Posted by ブクログ

2013/10/19

 「現代詩作家」と自称する著者は、至る所に「文学のことば」を見出している。  それは、一体どこから来ているのかを考えてみた。  冒頭の文章はこのように始まる。「ことばで表現されたものは、現実そのものではない。似ているが異なるものだ。いま見たもの、触れたことはこういうものであってほ...

 「現代詩作家」と自称する著者は、至る所に「文学のことば」を見出している。  それは、一体どこから来ているのかを考えてみた。  冒頭の文章はこのように始まる。「ことばで表現されたものは、現実そのものではない。似ているが異なるものだ。いま見たもの、触れたことはこういうものであってほしい。そんな夢と期待が、ことばとなって現れるのだ。」 言葉から夢と期待を拾い出そうとする姿勢が、小説、評論、詩、エッセイ、記事など、あらゆる媒体から「文学のことば」を発見することにつながるようだ。  高見順が戦争末期に書いた『東橋新誌』にふれて、「書くことを止められても、これまでにつくられた詩文の感興を心のなかに描いて生きること。それは文学にかかわる人が忘れてはならないことだ。現在の詩や小説の世界はそれをつづる人の、書くよろこびという、ただひとつのもので占められている。作品をめぐる舞台がとても小さくなった」と記している。「文学のことば」とは、書かれたものの中にあるのではなく、読む人の心の中に生まれるものだという指摘にはっとさせられる。  さらに、飯島耕一の詩『ゴヤのファース・トネームは』について、「<ゴヤのファースト・ネーム>を知りたいという気持ちは、そのような自己愛を成しとげるなかで、めばえるのだと思う。いま多くの人が、自分以外の世界に関心を示さないのは、自己愛が過剰なのではなく、自己愛が足りないからである。自己愛を徹底させ、発展させるべきなのだ。ほんものの自己愛にしていけば視界はひろがる。<生きる>ことが、いっそう楽しいものになるだろう」と記す。知ろうとすることが、自分を愛することになり、ひいては他者を愛することにもつながるという回路も見えてくる。  「文学のことば」とは、書かれたことばそのものにあるのではなく、読むこと、受け止めること、感じることのなかにあるのだった。

Posted by ブクログ

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