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中国の神獣・悪鬼たち 山海経の世界 東方選書44
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東方書店 |
| 発売年月日 | 2013/06/17 |
| JAN | 9784497213075 |

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中国の神獣・悪鬼たち
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中国の神獣・悪鬼たち
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商品レビュー
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古代中国の地理書『山海経』に登場する鬼神や怪獣を解説した書。人々に災いや恩恵をもたらす"怪力乱神"たちの姿を『山海経』本文を引きながら紹介し、それらの伝承の背後にある古代中国の民俗的世界観を検討する。 本書は、1986年に東方書店から刊行された同名書に新たに二つの補論を付した増補改訂版である。中華世界の主要山系とその特産を記した『山海経』は、その本文中で多くの神霊・鬼神、妖怪や怪獣についてを語っている。各地の山岳や川沢に宿る彼らは、洪水や疫病などの災い、或いは豊作や太平といった恵みをもたらす。著者はこうした『山海経』中の"怪力乱神"についての記事を集成し、関連する他文献の記事も併せて伝承の前提となる同時代の人々の思想を考察している。 即ち、『山海経』の記述から見えてくる古代中国の民俗的世界観とは、人々が共同体を作って生活する「内なる世界」とその周辺に存在する「外なる世界」という二つの空間の概念である。村落(邑)や耕地(田)からなる「内なる世界」に対し、それらを囲繞して存在する山川藪沢(「外なる世界」)は単に人間の支配の圏外というだけのものではない。そこは数多の超自然的存在がひしめく危険な領域であり、また薬草や宝物に満ちた恵みの地でもあった。正負・善悪二様を有する「外なる世界」の事物に対して人々は、ある時や祭祀でもって寛恕を乞い、またある時は恵みを求めて自らその領域に分け入っていく。『山海経』とはそうした「外なる世界」の事物の善悪を判別し対処法を示すための書物であり、古代中国の人々が語り継いできた「外なる世界」の知識の集大成なのである。 本書は『山海経』の鬼神たちを論ずるにあたって、同時代(及び後代)の文献を広く渉猟している。そのため『山海経』が編まれ成立していった時代背景についても知ることができるのが特徴と言える(特に森和氏による補論Ⅰ「『山海経』と、その周辺に位置する出土簡帛」では、同時代の出土簡帛から見える宗教的世界観についてを論じている)。『山海経』中の善神や瑞獣が元々災いをもたらす鬼神・悪神ではなかったかという論はいささか性急に過ぎると感じされたが、『山海経』中で解説されている草木が(日用の用材や山菜ではなく)神事や呪的治療に用いる薬草に集中しているという指摘は成程と思われた。
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古代中国の内なる世界と外の世界の区別が、やがて国の発達と共に土地の開発が行われ、区別が曖昧になり、その代わりとして陰陽の考えが社会に行き渡るようになるにつけ、妖怪と神の区別が陰陽で分かれるようになった。
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