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人はなぜ傷つくのか 異形の自己と黒い聖痕 講談社選書メチエ554
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2013/07/12 |
| JAN | 9784062585576 |
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人はなぜ傷つくのか
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ユングの「個性化」の概念を、「傷」をどう生きるか、という表現によってとらえなおし、くわしい考察をおこなっている本です。 著者は、深い傷を生きることによって誕生する元型を、Disfigured Hero(傷を生きる英雄)とDisappearing Anima(消えゆく女性像)ない...
ユングの「個性化」の概念を、「傷」をどう生きるか、という表現によってとらえなおし、くわしい考察をおこなっている本です。 著者は、深い傷を生きることによって誕生する元型を、Disfigured Hero(傷を生きる英雄)とDisappearing Anima(消えゆく女性像)ないしPraying Anima(祈るアニマ)と概念化し、両者の深い連関とそれのたどるプロセスを、手塚治虫の『ブラックジャック』や浦沢直樹の『Happy!』、テレビドラマ『SPEC』シリーズ、原田マハの『カフーを待ちわびて』などのマンガやドラマ、小説を例に解き明かしていきます。その際、西洋と日本の文化的な土壌の差異に留意しながら議論が進められているのが特徴です。 近年、河合隼雄、山中康裕に続く比較的若いユング派心理学者の著書が多く刊行されており、それぞれおもしろい切り口からの考察をおこなっているのですが、いまだ偉大な先達のお釈迦様の掌の上で踊っているという印象もあります。本書では、西洋の「原罪」と河合の「原悲」のさらなる根底に「原失」があるという主張がなされています。その際、「原悲」に関して、「悲しみは失ったあとの感情のみを示すものであり、失うことこそが本質―そこで生起したことのすべてが凝縮されている、のではないかと考えた」と述べていますが、このような解釈は、河合の「原悲」のもっていた意義をずいぶん切り縮めてしまっているのではないでしょうか。「原悲」は単なる「悲しみ」ではなく、人びとを積極的な社会的実践へと還相廻向させる「大悲」を意味しており、むしろ著者の論じるDisfigured HeroとPraying Animaの関係を含んだ豊かな概念だったのではないかという気がします。
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心理分析が日本で真に実効性あるものとなるためには何が必要か、そこからスタートした本だと思います。 西洋から移植された心理分析=サイコセラピーはキリスト教価値観に基づいており、キリスト教ではイエス・キリストが傷を負って人類の罪を引き受けます。 翻って日本人に有効なセラピーとする上で...
心理分析が日本で真に実効性あるものとなるためには何が必要か、そこからスタートした本だと思います。 西洋から移植された心理分析=サイコセラピーはキリスト教価値観に基づいており、キリスト教ではイエス・キリストが傷を負って人類の罪を引き受けます。 翻って日本人に有効なセラピーとする上で筆者はまず、人が傷つくのはその傷を引き受けて生き抜くため、との論を展開。傷を負ってなお生きる存在として、日本人に馴染みがあるだろうブラックジャックを取り上げています。また、傷は罪でもあり、傷を生き抜くことは祈りを捧げることにも通じるとして、日本最古の物語の主人公、かぐや姫を、傷を生きる存在と対になる、祈る存在だとしています。 日本人に馴染みのある存在を通して我々日本人の心性に迫ろうとする意図は十分に感じられましたし、単なる西洋技術の移植ではなく、真に日本人に合った心理分析が必要なのだと理解できました。
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自らの「傷」と「罪」は、自らが背負いきらないといけない。リセットせぬことの重みを生き続ける。まずはとにかく『ブラック・ジャック』を読まないと。
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