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隠れていた宇宙(上) 「数理を愉しむ」シリーズ ハヤカワ文庫NF
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隠れていた宇宙(上) 「数理を愉しむ」シリーズ ハヤカワ文庫NF

ブライアングリーン【著】, 竹内薫【監修】, 大田直子【訳】

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隠れていた宇宙(上) 「数理を愉しむ」シリーズ ハヤカワ文庫NF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2013/07/11
JAN 9784150503895

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/12/24

全体的に難易度は高く、ある程度は基礎となる知識がないと話についていけないだろう。その中にあって、パッチワーク多宇宙論はまるで強弁のようだけど、言われてみればありえなくもない話であることにびっくり。

Posted by ブクログ

2023/08/26

『私たちが今も、これから先もおそらくずっと、行くことも、見ることも、検証することも、支配することもできない一連の並行宇宙(中略)これは科学なのだろうか?』 科学者でなくとも、この世に100%なんてものは存在しないと理解している人は多い。 しかし、そんな人でも日常生活で落とした物...

『私たちが今も、これから先もおそらくずっと、行くことも、見ることも、検証することも、支配することもできない一連の並行宇宙(中略)これは科学なのだろうか?』 科学者でなくとも、この世に100%なんてものは存在しないと理解している人は多い。 しかし、そんな人でも日常生活で落とした物をした時に、量子世界の狭間に落ちたかもしれないなんてことは考えもしない。 では、その僅かな可能性であり、検証すらできない0.0000001%以下の世界を想像して仮説を構築することに、なんの意味があるのだろうか? 無限の遠くにある無限遠宇宙、次々と宇宙が誕生するインフレーション多宇宙、高次元に並列的に存在するブレーン多宇宙、ブレーンワールドが衝突と離散を繰り返し、空間でなく時間のなかで並行するサイクリック多宇宙。おびただしい数の形と大きさを備えた余剰の空間次元にもとづくランドスケープ多宇宙。 本書で語られる並行世界論は、どのバージョンにおいても自然界で実現することを立証した実験も観測もない。 そのせいか、ビッグバン、相対性理論、宇宙背景放射、ひも理論、量子ゆらぎなど、それほど難しい単語は出て来ないのに、読み進めるほどにわからなくなっていく。 そんなわからなさがピークに達する上巻の最後で、冒頭の問題提起がなされる。 並行宇宙論とは、わからないものを増やしつつけるだけの不毛な追求なのだろうか。下巻に続く。

Posted by ブクログ

2017/05/01

年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。 という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。 (複...

年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。 という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。 (複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。) というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。 物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション理論、量子力学、超ひも理論、情報理論などを突き詰めて考えていくと、結果として、宇宙は複数(というか、無限個)あると考えないと、つじつまがあわなくなる、ということになっている、という話し。 たしかに、最近、多宇宙(ユニバース⇒マルチバース)の本はかなりでている。が、さまざまなマルチバース論をまとめて、一つ一つの背景にある理論からどうして多宇宙になるのかを、ここまで親切に比較検討した本は、なかったと思う。 グリーンの本は分かりやすいことで定評があるので、マルチバースの入門書として、おすすめです。 とくに専門知識を必要としない、一般の読者を対象とした本ですが、マルチバースの話しが中心なので、ベースとなる相対性理論、量子力学、超ひも理論の入門書は、1〜2冊読んだあとのほうがいいかもしれません? 思えば,グリーンの「エレガントな宇宙」を6〜7年前に読んだのが、私が、自然科学系のポピュラーサイエンスにハマったキッカケだったな〜〜〜。「エレガントな宇宙」を読んだときには、「多宇宙論」への展開の可能性について言及はあるものの、そこのところは控えめで、超ひも理論から、いかにして実験で検証可能な予測をつくるか、ということを重視する堅実な科学者という印象だった。 が、グリーンさんも「エレガントな宇宙」を書いてから10年以上たって、かなり「実証可能性」は後退して、多宇宙派、なんでもあり派になった感じです。 この宇宙にいる私たちにとって、他の宇宙があるかどうか、は分かるわけないと思う訳だけど、実証出来るか、どうかは別にして、これだけ物理学のさまざまな理論が多宇宙を暗示しているなら、それでいいんじゃない?という気分ですね。 かぎりなく大きい宇宙があって、その宇宙は一つではなく、無数に、つぎからつぎに生まれ続けている。 と考えると、日常のいろいろな悩みは、相対的にどうでもよくなりません?

Posted by ブクログ

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