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書くことについて 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2013/07/05 |
| JAN | 9784094087642 |
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書くことについて
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商品レビュー
4.3
86件のお客様レビュー
スティーブンキングの作品は昔一冊だけ読んだことがある。ドラゴンの眼。当時は年齢的に早過ぎたのか分からないが、不思議な感覚を持ちながら読んだ。以来おそらく20年近くぶりのスティーブンキング。その不思議な感覚は今回も持ったが、面白かった。少しは味わえる年齢になったのかもしれない。
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タイトル通り、「書くことについて」の技術、考え方、著者のこだわり、作家としての生き方などが綺麗に言語化されている。作家志望、著者が好きな人、あるいは文章に携わる人は読んでまず損はしない。気に入った箇所をメモしたら結構な量になった。それだけ面白い部分が多かったという話だ。 外国人な...
タイトル通り、「書くことについて」の技術、考え方、著者のこだわり、作家としての生き方などが綺麗に言語化されている。作家志望、著者が好きな人、あるいは文章に携わる人は読んでまず損はしない。気に入った箇所をメモしたら結構な量になった。それだけ面白い部分が多かったという話だ。 外国人なので当然だが、外国の話や具体例が多い。そのため知らない作品や人物名が多く表れるが、やはりベストセラー作家というべきか、語りや比喩が上手いので読んでいても苦にならない。楽しめて読めた。技術の提示だけを著した本も多いが、この本はスティーブン・キングのエピソードも絡めて技術を説明しているので読み心地が良い。 作家としての技術を道具箱として喩えたり、小説における三つの要素としてストーリー、描写、台詞を示したりと、なるほどな、と感心できるところが多い。特にプロットを重視していないのが意外だった。ストーリーとプロットは相矛盾する、と言ってプロットはストーリーの幅が狭まることを提言している。ストーリーをとことん重視している。 印象に強く残っているのは、「知っていることを書け」、「読者は職業に強い関心を示す」だ。 言われてみれば確かに。職業を強く意識したことは無かったが関心があるのは、どういう職業の人間がどういう世界でどういう人間と関わるかだった。主人公が刑事、弁護士など、それだけで既に興味を惹く。それに加えて知っていることを余すことなく活かせば、それはもう小説としての素地は十分だろう。 元弁護士が弁護士を主人公にすれば知っている知識、経験を活かしたリアリティのある作品ができる。読者は知らない知識やその職業人ならではの葛藤を知ることができる。未知の体験に浸ることができる。考えてみたら当たり前のことを改めて実感させられた。 良い読者体験だった。結局、こういった仕事術に関する本は、読んで前向きな気持ちになれば、それだけで良い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
"新人作家が処女作を妻または夫に捧げているのを見ると、私の口もとはいつもほころぶ。"わかってくれているひとがいるのだな"と思うからだ。ものを書くというのは孤独な作業だ。信じてくれる者がいるといないとでは、ぜんぜんちがう。言葉に出す必要はない。たいていの場合は、信じてくれているだけで充分だ。" p.95 "地獄への道は副詞で舗装されていると、私はビルの屋上から叫びたい。別の言い方をすると、副詞はタンポポである。芝生のなかに一輪ぽつりと咲いていたら、かわいらしい。だが、抜かずに放っておくと、次の日、花は五つになり、その次の日には五十になり、そのまた次の日には……というわけで、いつのまにか芝地はタンポポでいっぱいになってしまう。タンポポが雑草だと気がついたときは、ゲッ! もう手遅れだ。" p.167 " 気にいった文体が見つかれば、それを真似すればいい。何も悪いことではない。子供のころの私もそうで、レイ・ブラッドベリを読めば、レイ・ブラッドベリのように書いていた。何もかもが瑞々しく、驚異に満ち、ノスタルジアの膜が張ったレンズごしに見たような文体にあこがれていたのである。また、ジェイムズ・M・ケインを読めば、私の文章は歯切れのいい、切りつめたハードボイルド調になった。ラヴクラフトを読めば、それは急にごたごたと飾りたてたものになった。十代のころに書いた短篇は、そういった文体の寄せ集めで、奇妙な味のシチューのようなものだった。そういった他人の文体のブレンドは、自分の文体をつくりあげるために欠かせないものである。真空状態からは何も生まれない。作家は多くの本を読み、それと並行して、たえず自分の作品に手を加え、純度をあげていかなければならない。信じられない話だが、本をほとんど、場合によってはまったく読まずに小説を柿、それを好きになってもらえると思っている者が、この世のなかには少なからずいる。" p.195 " 才能は練習の概念を変える。" p.199 原題"On writing: A Memoir of the Craft"、邦題『書くことについて』。 序盤は自伝。アル中についてこれほど熱く語られた自伝もあるまい。 スティーブン・キングはプロットを作らない作家であるようだ。プロットを嫌悪し、つくらない創作仲間を増やしたいと願っている。『ザ・スタンド』で500ページ書いたのちにライターズ・ブロックに突き当たり、脳内でエマージェンシー警報が鳴り響き続けるような経験を経てもなお、おぼろげな全体像だけを抱いてなにか新しいものをいきなり彫刻しだすような創作方法が優れていると主張する。主張の背景には、n次稿を書くという前提があると思われる。一次稿がプロットに相当するのでは? 文章を綴りながらプロットを練っているのでは? と思えなくもない。 キングは天才肌に思える。三流は二流になれず、二流は一流になれず、一流は超一流になれないと断言する。確かにそうかも知れない。継続できるということも含めて、才能は確かにある。天才のやることを凡人が真似しても痛い思いをするだけであろう。 当時はなんと呼んでいたか。Vシネマ? 洋ドラをレンタルビデオで借りて見るのが流行っていた。『V』から始まった流行だったと思う。 『IT』を見て原作小説が存在することを、その著者が映画『スタンド・バイ・ミー』の原作者だと知って、読んだ。以後読んでいないので、なにか合わなかったのだと思う。 とはいえスティーブン・キングは「気づいたら原作映画作品を見ていた」というような作家であるので、作品を知らないようでいて知っているような気にもさせられる。だから、本書も読んでみる気になった。余談だが、本書表紙写真に写っているワープロは、映画『スタンド・バイ・ミー』で成長した主人公が使用していたワープロに似ている。 翻訳者は大ベテランの域にある方と思われる。とても読みやすいが、幾つかの単語が古臭い。
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