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映像の歴史哲学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2013/06/27 |
JAN | 9784622077541 |
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映像の歴史哲学
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多木浩二(今福龍太編)『映像の歴史哲学』みすず書房、読了。本書は札幌大学での集中講義を元にした「映像文化論」。建築・デザイン・映像を素材に権力と歴史の関係を活写した著者の密度の高い論集。著者の映像体験が参照される。初の映画体験はレニ・リーフェンシュタール「オリンピア」。 著者は...
多木浩二(今福龍太編)『映像の歴史哲学』みすず書房、読了。本書は札幌大学での集中講義を元にした「映像文化論」。建築・デザイン・映像を素材に権力と歴史の関係を活写した著者の密度の高い論集。著者の映像体験が参照される。初の映画体験はレニ・リーフェンシュタール「オリンピア」。 著者は「オリンピア」にみられる二面性を自覚したとき(圧倒的な映像美への感嘆とそれが作為だったこと)、その映像批判がはじまった…。時代の瞬間を切り取り、記録として残すということ。そこに作為なき自然など存在しない。 情報メディアとして映像に囲まれて生活する現代世界。その更新は比類なきスピードだ。しかし、その一葉だけが重大なのではない。その背景の、残らない息吹や所作が織りなす歴史に目を向けるべきでは。震災から1カ月後に著者は逝去。示唆的だ。 多木浩二『映像の歴史哲学』みすず書房。 http://www.msz.co.jp/news/topics/07754.html 「結果として、多木浩二というひとりの思想家の『生きられた全貌』、その生きた思考の動きが再現されたのではないかと思っている」。遺稿集『視線とテクスト』(青土社)と併せて読みたい。
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