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シャボン玉ピストル大騒動 創元推理文庫
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シャボン玉ピストル大騒動 創元推理文庫

ポールギャリコ【著】, 山田蘭【訳】

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シャボン玉ピストル大騒動 創元推理文庫

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2013/06/29
JAN 9784488194055

シャボン玉ピストル大騒動

¥770

商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2024/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少し遠い図書館でギャリコの知らない作品と出会う。シャボン玉が出るピストルのおもちゃを発明した9歳のジュリアン。仕事で忙しいお父さんを見返そうと単身ワシントンへ特許申請の旅へ。長距離バスは個性豊かな乗客ばかり。道中事件に巻き込まれながらも、マーシャルやシソン大佐、タクシー運転手と出会い、助けられたり裏切られたり……。活字なのに映像が鮮明に目の前に現れ、一緒に旅をしたかのよう。人間の表と裏を体験しても尚相手を慕う気持ち。その複雑な感情を新たな発明へのパワーに昇華するジュリアン。成長する姿に胸を打たれた。映画化したら劇場に観に行きたいな。

Posted by ブクログ

2020/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わってまず思ったのは、なるほどそうきたかということだった。 主人公であるジュリアンと彼以外の登場人物の関わりはコミカルに描かれたかと思ったらシリアスな場面もあり、ページがどんどん進んでいった。特にシャボン玉ピストルが陸軍大佐の持っていた機密書類と勘違いされるくだりは笑ってしまった。ストーリーそのものはロードムービーの文脈で語られることからも分かるように、大枠としては旅を通じた少年の成長譚である。10歳にもなっていない少年にとって一人旅をすることはそれだけであまりにも大きい意味を持っているが、そうきたかと思ったのはその旅からどう成長させるかというところだった。 ジュリアンはひょんなことからベトナム戦争帰還兵の青年・マーシャルと親しくなる。何かと助けてくれる面倒見の良いマーシャルのことをジュリアンは年の離れた兄のように思い始める。ところが、特許料に目のくらんだマーシャルはジュリアンの発明を盗んでしまう。まずこの展開の時点でびっくりしたが、ジュリアンは彼をなじったり見下したりしないのにもっと驚いた。信頼していた人に裏切られた彼の幻想は打ち砕かれ、無垢な子供時代は突然終わってしまう。終盤のこの言葉にすることもできない気持ちの描写と、ラストシーンに作者の人生観が見られるような気がした。完全なハッピーエンドではないが、ジュリアンの旅の終わりはこれでよかったと思える良い終わり方だったと思う。

Posted by ブクログ

2019/04/23

面白かった。主人公の男の子が腕白じゃないのが好み。育ちのいい子供ってタイプ、あんまりいないんじゃ?親切な大人に守られて、色んなトラブルに巻き込まれて成長して行く物語。なんだけど、まさかの手痛い裏切りありとはΣ(゚Д゚)世界は平等でも公平でも優しいだけでも無いけど、優しい人もたくさ...

面白かった。主人公の男の子が腕白じゃないのが好み。育ちのいい子供ってタイプ、あんまりいないんじゃ?親切な大人に守られて、色んなトラブルに巻き込まれて成長して行く物語。なんだけど、まさかの手痛い裏切りありとはΣ(゚Д゚)世界は平等でも公平でも優しいだけでも無いけど、優しい人もたくさんいる。お人好しのタクシー運転手みたいに。

Posted by ブクログ

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