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科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 河出ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2013/06/12 |
JAN | 9784309624570 |
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科学を語るとはどういうことか
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商品レビュー
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13件のお客様レビュー
2023-05-13 いやあ、面白いほど話が噛み合っていない。最終的には価値判断に帰することであり、そこはまあ趣味の問題と言ってもいいのだけど、そこに至るまでまだ考えることがあるのではとも思う。 全員が合意することを目指す営みと、価値判断との境目がどこか、という話か。 また、一方...
2023-05-13 いやあ、面白いほど話が噛み合っていない。最終的には価値判断に帰することであり、そこはまあ趣味の問題と言ってもいいのだけど、そこに至るまでまだ考えることがあるのではとも思う。 全員が合意することを目指す営みと、価値判断との境目がどこか、という話か。 また、一方が「取り組む問題を明らかにせよ」というのに対し、「何が取り組む問題なのかが問題だ」と答えて平行線に陥っている気もする。 存在するゴールに到達することが大切と考えるか、あってもなくてもそこに向かうことが大切と考えるか。ここまで来ると結局価値判断ということになるのか。
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科学者の須藤さんが、科学哲学って何やってんの?科学に何か利益をもたらしてくれるの?なんか科学をとんでもなく誤解してない?という疑問、批判をぶつけ、それに科学哲学の側から伊勢田さんが応えていく対談。 めちゃくちゃ面白い。図書館で借りたけど、購入検討します。ツイッターでちょっと盛り上...
科学者の須藤さんが、科学哲学って何やってんの?科学に何か利益をもたらしてくれるの?なんか科学をとんでもなく誤解してない?という疑問、批判をぶつけ、それに科学哲学の側から伊勢田さんが応えていく対談。 めちゃくちゃ面白い。図書館で借りたけど、購入検討します。ツイッターでちょっと盛り上がった谷村ノート以来、自分の中に追求したいテーマができた。哲学の目指すゴールって何なんだ?方法論としてどうなの?というもの。この本はまさにそこを議論してくれているから、自分にとってドンピシャ。須藤さんの歯に衣着せない物言いが心地よい。し、明快なところがよい。納得できないところは両者きちんと食い下がってくれているのも◎。変に引き下がられると筋が通らなくなって読む側からすると議論がわかりにくくなるよね。 ある話題にかんして、須藤さんがもともと誤解してたけど対話を重ねていくうちに理解するプロセスも描出されていて、それがより読者にとって助けになる。最初から綺麗に整理されたものを読むより、思考の筋道をたどっていったほうがわかることもある。 谷村ノートの時もそうだったけど、科学者側の方が歯切れがいいんだよな…。「科学哲学にはこういうゴールがあって、例えば今まではこんな成果をあげた!」と明快に説明できる日は絶対にこないのだろうか。。伊勢田さんもいくつか例は挙げてたけどあまりぴんとくるものはなかった気が。
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副題に「科学者、哲学者にモノ申す」とあるように、実際は宇宙物理学者が「科学哲学は科学の役に立っていない」と疑問を呈し、科学哲学者がそれに答える本。 非常に面白い一冊で発見が多かった。 須藤靖、伊勢田哲治両氏ともにそれぞれの分野ではそれなりの実力のある方だと見受けられますが、罵り合...
副題に「科学者、哲学者にモノ申す」とあるように、実際は宇宙物理学者が「科学哲学は科学の役に立っていない」と疑問を呈し、科学哲学者がそれに答える本。 非常に面白い一冊で発見が多かった。 須藤靖、伊勢田哲治両氏ともにそれぞれの分野ではそれなりの実力のある方だと見受けられますが、罵り合いにならないことをまずは寿ぐべきというレベルで噛み合わない。 言葉の定義が異なると話し合うことすらできない。「原因」とは何か。「因果」とは何か。それを巡って定義を合わせようとするところ、つまり議論の最初ですでに同意できない。 普段から論文や発表や講義という形で議論をこなしている学者同士であってもベースラインが違うと建設的な議論は難しいというのは、「話せばわかる」と思っている楽天的な進歩主義者には正視しにくい。 二人とも繰り返し「先ほどから何度も申し上げているのですが」と自説を展開し、「なるほど私は自分の意見を変えました」とはならない。意見を変えたら負けと思っているかのよう。 (いわんや素人のネット議論をや。) 私はどちらかというと科学哲学好きなので、主に科学哲学側にシンパシーを覚えながら読んだが、その中で気になったのは『科学を語るとはどういうことか』というタイトルにそった話し合いにならず、科学者が「科学哲学は科学にどう役に立ってくれるんですか、役に立ってくれないんなら存在意義はないから消えろください」という態度でモノ申していたこと。 普段「世の中」からよせられる「宇宙のことを研究して私たちの生活の何に役立つんですか」に感じる苛立ちをそのまま科学哲学にぶつけているかのよう。 もっとも、科学者は文中でアンリ・ポアンカレの言葉を引いている「科学者は役に立つから自然を研究するのではない。楽しいから研究するのであり、自然が美しいからこそ楽しいのである」。でも自分の物理学はそれでいいのに科学哲学はそれじゃダメというのかしっくりこなかった。(最後の方で、ほとんどの科学哲学はまともだと分かったとは書いてある) 最後まで噛み合わない、それなりのボリュームの対談が一冊の本に纏まっている。そのこと自体にとても大きな価値があると感じた。(科学哲学者はあとがきで「噛み合っていないかもしれないけど、みのりが多かった」と書いていて、それには諸手を挙げて賛成します) これを一冊の本にまとめあげたのは、それぞれの著者の力量もさることながら、間にたった編集者の力量がものすごく大きかったのだと思う。「河出書房新社の朝田明子さん」へ最大の賛辞を贈りたい。少しでも編集的な仕事に携わったことのある方なら、本書を形にすることがいかに困難な大異形だったのか、想像しただけでお腹が痛くなるレベルでわかると思う。
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