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開かれた宇宙
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開かれた宇宙

カール・R.ポパー(著者), 小河原誠(訳者), 蔭山泰之(訳者)

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開かれた宇宙

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1999/11/25
JAN 9784000019224

開かれた宇宙

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2020/07/19

「古典物理学におけるすべての予測課題が初期条件の測定を基礎に成し遂げられるわけではないという結論が得られる。 とすれば、なおさらのこと、古典物理学は「算出可能」の強い意味で算出可能ではない。 「ここで記述された古典物理学の状況と、ハイゼンベルクが量子論で成り立つと言っている不確定...

「古典物理学におけるすべての予測課題が初期条件の測定を基礎に成し遂げられるわけではないという結論が得られる。 とすれば、なおさらのこと、古典物理学は「算出可能」の強い意味で算出可能ではない。 「ここで記述された古典物理学の状況と、ハイゼンベルクが量子論で成り立つと言っている不確定性原理とが似ていることは、あまりにも明白であり、、、、」 こんなん、うわー!!しか言えんだろ、実際。ヤバい。 量子力学どころかニュートン力学ですら決定論的ではない、なんて、あぁ、こんなことあるかいな。 これ50年前かよ。 あちこちまで真っ赤になった。 科学的決定論の論駁の鮮やかさ。 非決定論は、量子力学を待つまでもなく、古典力学ですらそうであること。そのことがこんなに感動的なものだとは。 世界3の、例えば算術における素数なんかは、人が作った世界3にありながら、発見された、という自律性を有してるというのも面白い 科学的還元主義は失敗してるしうまくいくというものでもないけども、いろんな成果をもたらす価値あるものである、というのもよい 結局、カントの言うように、アンチノミーに至るような究極理論は理性の限界を超えてる でも、そこを目指すことには価値がある、っていうことなのかな

Posted by ブクログ

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