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アベノミクスと日本の論点 成長戦略から成熟戦略へ 農文協ブックレット
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 農山漁村文化協会 |
発売年月日 | 2013/05/27 |
JAN | 9784540131165 |
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アベノミクスと日本の論点
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アベノミクスと日本の論点
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威勢よく聞かれる「日本を取り戻す」という言葉。アベノミクスという、3本の矢になぞらえる経済政策が注目されています。実際にどのような効果があるのか、ないのか。どちらかといえば反アベノミクスの観点での有識者のコメントがまとめられた本です。 個人的には、アベノミクスという政策パッケー...
威勢よく聞かれる「日本を取り戻す」という言葉。アベノミクスという、3本の矢になぞらえる経済政策が注目されています。実際にどのような効果があるのか、ないのか。どちらかといえば反アベノミクスの観点での有識者のコメントがまとめられた本です。 個人的には、アベノミクスという政策パッケージには懐疑的です。国土強靭化と称されるケインズ的な財政出動はもはや古いですし、有効需要の創造は、1世帯当りの家族が2人以下となった現在ではすでに難しくなっています。金融緩和によって通貨流通高を増やすと言っても、GDP500兆円に対して実体経済は80兆円しかありません。同じく円安誘導による輸出産業の復活も、国内産業における調達コスト増大という形で影響が出てきています。 また人口減少、エネルギー資源制約、高齢化による年金負担増といった条件化において、1%のインフレを実施するのは至難の業でしょう。理論的には、1000兆円を超える政府の債務残高をインフレによるGDP増加累計によって減らしていく計画ですが、絵に描いた餅と言わざるを得ません。 政府、金融機関、国民の三すくみの状態で、もし国債の長期金利が変動すれば、ハイパーインフレなどの金融不安が起こります。そうなったときに頼れるのは、自分自身の生活と身の回りのものくらいは自給できる能力だと思うのです。杞憂に終われば良いですけどね。
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