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牛乳とタマゴの科学 完全栄養食品の秘密 ブルーバックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/05/22 |
JAN | 9784062578141 |
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牛乳とタマゴの科学
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057334
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カゼインを詳しく知ることができて勉強になった。卵のタンパク質の記述が少ないのは残念。話し言葉で書かれていて「!」も出てくるからあまり固くなく読みやすい文章。新書でコンパクト、内容が濃い。
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筋トレするようになってから、冷蔵庫には牛乳とタマゴが常時ある。牛乳やタマゴはスーパーで安価に買うことができ、日常的に消費している。そんな身近なものになったのは、人間の知恵と努力と、欲望によるものだ。さらっと書かれていた「欲望」というのがポイントであり、著者の思想が込められているよ...
筋トレするようになってから、冷蔵庫には牛乳とタマゴが常時ある。牛乳やタマゴはスーパーで安価に買うことができ、日常的に消費している。そんな身近なものになったのは、人間の知恵と努力と、欲望によるものだ。さらっと書かれていた「欲望」というのがポイントであり、著者の思想が込められているように感じる。 本書では、人間と牛・ニワトリとの関わりを狩猟採集の時代にまで遡って説明している。食肉を得るためには狩猟をすればいい。でも、牛乳やタマゴを安定的に得ようとしたら簡単ではない。本来、牛乳は母牛が子牛を育てるためのものだし、タマゴはヒナが育つための栄養だ。野生の牛や鳥は、都合良く毎日牛乳やタマゴを生産してはくれない。牛乳は子育ての時期しか生産されないし、タマゴは母鶏が抱卵を始めれば新たには産まない。それに母親は子育てを邪魔するものに抵抗する。人間は動物の習性を理解し、家畜化し、多くの牛乳やタマゴを生産するよう品種改良してきた。乳牛やニワトリの生育環境を整備・管理し、極限まで効率的なサイクルを生み出すことで、今の豊かな食糧事情がある。そんなことが本書では説明される。 ・ブルーバックスという科学の本なので、牛乳やタマゴの持つ食材としての特性や栄養に関することが扱われていると考えていた。でも、実際読むと印象が違う。むしろ人類が牛乳やタマゴを安定的に得られるようになるまでの歴史が面白かった。 ・「家畜たちは幸せなのか?」みたいな記述がわずかにある。この本では倫理は直接には扱われない。でも、仄めかされている。「家畜と人類」みたいな本も読んでみたいなと思った。 ・『牛は改良の結果、草で酪農できない乳牛になった。』、『鶏は改良の結果、就巣本能を無くし、子育てを忘れたタマゴ生産機械になった。』こういう、少し刺激的な表現に著者の思想が込められているように感じた。同じ著者の別の本を読めば、具体的な主張がわかるかもしれない。 ・牛乳とタマゴというキーワードから、人類と牛・鶏との関わり、家畜化や品種改良、それらの背景にあった歴史、戦後の食糧難、BSEや鳥インフルエンザ・・・。様々なものへ広がっていく。読む前の印象と全く違い、面白かった。
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