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バイリンガル
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2013/05/20 |
JAN | 9784334928841 |
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バイリンガル
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「画期的な新暗号」という帯に惹かれたのだけど、それで見えてきたものが事件というよりかは、少々後付け的、補完的な要素でしかなかったので、もうちょい真相そのものにからんでたら面白かったかな。 でもバイリンガルだからこその構音障害で暴かられる事実、ってのは確かに新しいのかも。 登場人物がちょっと分かりづらくて、把握するまで読みづらかった…
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第5回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。 著者はアメリカでの留学経験を持ち、言語科学を学んでいた ということで、中学教師、塾講師という経歴を含めて 主人公のプロフィールと重なる部分も多く 著者のバックグラウンドをベースに書かれたミステリー。 60歳を超える成熟した女性...
第5回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。 著者はアメリカでの留学経験を持ち、言語科学を学んでいた ということで、中学教師、塾講師という経歴を含めて 主人公のプロフィールと重なる部分も多く 著者のバックグラウンドをベースに書かれたミステリー。 60歳を超える成熟した女性の手による作品だけに 細やかな心理描写を重ねながら物語を進めていくタッチが特徴で 登場人物の一挙手一投足に対する主人公の感情を 事細かに描写されていく点は、感情移入を高める意味では効果的だが ややもすると物語の進みが遅くなりまどろっこしい印象も受ける。 全体的な読後感としては、女性ならではのタッチは特徴的ではあるものの 描写にエネルギーをとられすぎて、読者を引き込むという エンターテイメント作品としてのストーリーテリングが稚拙で 読中の没入感に欠け、文字を追うのにやや退屈してしまう嫌いがある。 ただ、トリックとして用いられている構音障害というギミックは 著者ならではの発想で今までにない目新しさを感じるもの。 とはいえ、その肝心要のトリックを物語にうまく伏線として盛り込み 読者を驚かすという部分は成功しているとは言いがたく、 やや唐突気味に複雑な構音障害の解説がはじまって、 著者の思考についていけない状態にもなった。 選者の島田荘司先生としては、 館などの舞台装置や舞台となる街・村などの設定、 あるいはアッと驚くトリックに走りがちだった 男性中心の本格ミステリー界に女性的な視点での作風を 取り込みたかったのかもしれない。 #どうでもいいが、物語の序盤、 家に来た若い女性の髪型・化粧・靴の脱ぎ方・礼儀・手土産、 眼の色・スカートの短さ・目つきなどなどに いちいちツッコミを入れながら、長々と描写していくその様は 高い教育を受けたインテリマザーのPTA会長が 息子の通う中学校の見た目な派手な女子中学生を見て、 「まあ!あんな短いスカートで化粧をして、聞くと援助交際の噂もあるって 言うじゃないですか!あんな子がいる中学にうちの●君を通わせられません!」 的なクレームで校長に怒鳴りこむイメージを彷彿とさせられ、正直閉口した
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1970年代のアメリカで起こった日系人幼女誘拐事件。幼女は救出されたが多くの被害者を出してしまった。 17年後、アメリカ人の夫と離婚し息子を連れて日本に帰国した聡子は誘拐の被害者ニーナに出会い過去の顛末を話すことになる。 英語の発音障害については非常に興味深かったが、眈々と話が展...
1970年代のアメリカで起こった日系人幼女誘拐事件。幼女は救出されたが多くの被害者を出してしまった。 17年後、アメリカ人の夫と離婚し息子を連れて日本に帰国した聡子は誘拐の被害者ニーナに出会い過去の顛末を話すことになる。 英語の発音障害については非常に興味深かったが、眈々と話が展開するため盛り上がりに欠ける。 誘拐事件のオチとしては予想通り。
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