- 中古
- 書籍
- 書籍
マハティールの履歴書 ルック・イースト政策から30年
定価 ¥2,420
550円 定価より1,870円(77%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2013/05/15 |
JAN | 9784532168698 |
- 書籍
- 書籍
マハティールの履歴書
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
マハティールの履歴書
¥550
在庫なし
商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
マレーシアを中から変えていく過程が読み解けて非常に興味深い内容だった。その後93歳を過ぎて首相に再登板するなんて本人も夢にも思わなかっただろう。歯に衣着せぬ発言が時に衝突を起こすも、理解者はいるし、見てくれている人はいる。今度はそれを次世代の若いリーダーに託す役割、94歳と残り時...
マレーシアを中から変えていく過程が読み解けて非常に興味深い内容だった。その後93歳を過ぎて首相に再登板するなんて本人も夢にも思わなかっただろう。歯に衣着せぬ発言が時に衝突を起こすも、理解者はいるし、見てくれている人はいる。今度はそれを次世代の若いリーダーに託す役割、94歳と残り時間は少ないだろうが見届けたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マレーシアで歴代でもかなり長期間首相を務めていたマハティールの自伝。 マハティールはルックイースト政策をすすめ、マレーシア発の国産車(プロトン・サガ)を日本メーカー(三菱)と協力して開発することを推進したなどかなり親日。 著書の中では、ヨーロッパに対する明確な批判(働きかたの姿勢、将来性がないなど)の意見や他の政治議員に対する批判が書かれているなど、ここまで個人の意見を率直に書いているものは珍しいと思うので面白かった。 マレーシアで住んでいる人、何らかのきっかけでマレーシアに興味がある人には読んでみるととてもいいと思う。 先進国とは違い、金融資産・権威とも世界では主導権を取れない国がどのような立場で振る舞う必要があるのかということは普段考えたことがなかったのでとても参考になった。 特に面白かった2点を例に上げたい。 「為替崩壊」の章では、最終的に為替レートを米ドルに対する固定レートとする政策をとった際の話が書かれている。今まで、固定レートというのは自由経済の理念に反するだけの古い政策なのかと思っていたが、固定レートというのは自国通貨の信用を国が全力で守ることの表明であるという事がわかった。先進国に比べるとマレーシアを始めとする東南アジア各国のような”小国”が自由レートで為替レートを決めてしまった場合、先進国投資ファンドがレバレッジをかけて売り浴びせなどの取引した場合に、あまりにも力の差がありすぎてレートはただのゲームのように左右されてしまう。つまり、自由レートにはあまり経済学上の意味をなさないものとなってしまう可能性が高いという事だ。 また「自著出版ーマレー人優遇を力説」では、マハティール首相がブミプトラ政策に賛成であるという事が書かれている。これまで、ブミプトラ政策は地元民を優遇するための差別政策かと思っていたが、著書内で「マレー人がつけるまで優遇措置を与えるべき」という記述があるようにこれがアファーマティブ・アクションとして取られている政策であるという事がわかった。 このように、先進国としての地位を確立していない・様々な民族が共存しているなど、日本とは背景事情が異なるマレーシアでは政治経済に関する考え方も大きく異なるという事がわかりとても興味深かった。
Posted by
マハティールの前任の首相はロンドンで教育を受けた弁護しだったのに対して、マハティールはシンガポールにあったマラヤ大学の医学部出身だった。 当初、ルックイースト政策への評価は引き買った。特に国家公務員からは批判された。 日本政府はおおくの留学生を受け入れてくれた。 強く多様化し...
マハティールの前任の首相はロンドンで教育を受けた弁護しだったのに対して、マハティールはシンガポールにあったマラヤ大学の医学部出身だった。 当初、ルックイースト政策への評価は引き買った。特に国家公務員からは批判された。 日本政府はおおくの留学生を受け入れてくれた。 強く多様化した経済を開発し、競争力があり、大胆でどんな困難も乗り越えなければならない。 経済は中国人に任せ、マレー人は政治をやればいいという雰囲気があった。おごる中国人と反発するマレー人の間では小競り合いが起きていた。
Posted by