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イモと日本人 民俗文化論の課題 ニュー・フォークロア双書
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イモと日本人 民俗文化論の課題 ニュー・フォークロア双書

坪井洋文【著】

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イモと日本人 民俗文化論の課題 ニュー・フォークロア双書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 未来社
発売年月日 1979/12/01
JAN 9784624220020

イモと日本人

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2019/11/10

筑波大学の授業科目「民俗学概説b」「民俗学方法論」の指定参考書。 70を超える事例から“文化”を考える。 私は米飯が嫌いで、米飯が日本人の国民食と言われることに疑問があり本書を手にした(ちなみに里芋、餅は大好物)。正月の食事や供え物を切り口に、白米文化と対立する芋文化を紹介する...

筑波大学の授業科目「民俗学概説b」「民俗学方法論」の指定参考書。 70を超える事例から“文化”を考える。 私は米飯が嫌いで、米飯が日本人の国民食と言われることに疑問があり本書を手にした(ちなみに里芋、餅は大好物)。正月の食事や供え物を切り口に、白米文化と対立する芋文化を紹介する。 各地の事例が豊富で非常に良い。私の故郷の近隣の例もあった。意外にも、まとまった芋文化圏があるというよりは全国に散在しながらも類似性が指摘され非常に興味深い。写真も多くて大変参考になる。 米こそ日本の文化とする従来の議論を厳しく追及する。観察・実験手法を鮮やかに批判しており、理系にも身につまされるところがある。しかし、著者の自説には議論が甘く、単にアイデアというに過ぎないのが大変残念である。自説にも同じくらいに批判と議論を尽くして欲しかった。「赤色」というキーワードに着目しながら、赤米に言及が無いのが残念。 目次 1.単一文化の条件 2.柳田国男の農耕文化論 3.畑作儀礼研究の計画 ○イモと日本人 4.餅なし正月の背景 5.イモと餅の象徴 6.畑作文化の確認 ○補篇 7.万葉時代の地域社会(東国篇)

Posted by ブクログ

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