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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2013/05/13 |
JAN | 9784309021867 |
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生きる姿勢 著:曾野 綾子 与えられた場所で、与えられた時間を生きる。 それが人間の自由だ。 帯には、生き方の原点を示す54篇とあります 気になったのは以下です ・人の人生を眺めるということは、その人の生きる姿勢を見せてもらうことだ、と気がついたのは中年以後だろう ・私...
生きる姿勢 著:曾野 綾子 与えられた場所で、与えられた時間を生きる。 それが人間の自由だ。 帯には、生き方の原点を示す54篇とあります 気になったのは以下です ・人の人生を眺めるということは、その人の生きる姿勢を見せてもらうことだ、と気がついたのは中年以後だろう ・私は幼稚園から大学まで育てられたカトリック系の学校で、修道女たちから、「一生を賭けて」と言う姿勢を習った 彼女たちは、私たち生徒を教育するために、文字通り一生を賭けていた 私たちの学校には欧米人の修道女たちがたくさんいたが、その人たちは、二度と故国に帰らず、死んだら日本の土になることを納得して来た人たちばかりだった ・貧しい国々を歩くようになって以来、小さな盗みをする人にさえ寛大になった 私がまだ盗みをしなくて済んでいるのは、私が恵まれていて、今晩、食べるものに事欠かないでいるからなのである。 ・私はこのごろ、他者のことはわからない、という自覚を深めて生きることが大切と思うようになった ・私たちは相手を完全に理解することなく付き合い、心の奥底までわからないままに、死んでいく ・自分の人生でさえ、誰一人として予想できない ・人生とは何もかも意外なことだらけである 自分の人生の一部さえ、ほとんど誰一人として予測できない 予測できないから、時々こうした艶やかな別れを贈られるのである ・いい生涯を見出すには、まず自分をよく知ることだ ・私は幼稚園から大学まで、カトリックの学校で育ったのだが、そこでは常日頃、政府、社会、親など、今仮初に与えられているものの形態は、いつ取り上げられても仕方がないものだ、というふうに教えられたのである ・この世のことはすべて仮の姿です ・人生は単なる旅に過ぎません ・人間関係とはいうものは、簡単に断ち切れないものだからです ・後に作家になって、私はあらゆる事業の責任者にとっては、現場を知ること、常に現場にいることが、どれだけ大切かをよく思い知ることになった ・平たい言葉で言えば、人間、楽ばかりしていてはだめなのだ しかし、艱難辛苦ばかりでも困る その点、四季があれば、人間があらゆる感情の起伏で生き抜ける 苦しみ、宥められ、喜び、失望し、まどろみ、酔う ・日本人に個性がなくなったのは、テレビばかり見ていて本をよまなくなったからだ、という実感があった ・どんな名作と言われているものにも、私はついていけないものがある 筋が余りにも退屈、でたらめ、不自然だと、よく長い年月こんなつまらない芝居が上演されてきたものだ、と思う時もある ・言葉は、もっとも温和な武器です ・とにかく本を読むことなのだ、知恵という活力の源泉は、まともな読み書きからしか完成しないが、親も教育者も本も読まないのだから救いようがない ・私は即効性のある3つの柱を用意しよう ①回復すべき点は、現代の日本人の生活に貧富の差がますます大きくなって来ているというなら、その思い込を冷静に是正して、日本ほど、格差の少ない国は世界にないことを認識することである ②回復すべき点は、日本人からただでものを貰える、という乞食根性を追放することである ③回復すべき点は、人は現世の目標をずっと低めに設計した方がいいということである ・個人としても民族としても、日本人は自立の精神を失った 生きるために必要なすべてのことを、自分でできない人や状況が増えたのである 自立とは、つまり足から頭までが堂々とつながっている状態のことだ 目次 まえがき 第1章 自分の人生でさえ、誰一人として予測できない 第2章 人間は、一人一人が得難い素材である 第3章 質素と贅沢、身の丈に合った選択の自由 第4章 与えられた場所で、与えられた時間を生きる 第5章 いささかの危険を承知で生きる 第6章 世界的風潮や流行に動じてはならない ISBN:9784309021867 出版社:河出書房新社 判型:新書 ページ数:228ページ 定価:760円(本体) 2013年05月30日初版発行
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曾野綾子さんの父方の本家の事が、書かれている所があるが、八重洲口の近くで住居を構える本家の伯父さんは、客をもてなす時は、家で手作りの食事を出すのでなく、小料理屋での会食だったと、、、、。 関西は、手料理をふるまうのが、おもてなしという感覚で、わが家では、母が、お手伝いさんを、呼...
曾野綾子さんの父方の本家の事が、書かれている所があるが、八重洲口の近くで住居を構える本家の伯父さんは、客をもてなす時は、家で手作りの食事を出すのでなく、小料理屋での会食だったと、、、、。 関西は、手料理をふるまうのが、おもてなしという感覚で、わが家では、母が、お手伝いさんを、呼び戻して、料理を作り、お客が来た時に、もてなしたと、聞かされていた。 それが、常であると、思っていたのだが、、、、、 だから、客の、お持たせのお菓子を出すのは、失礼で、お菓子は、何処かの、和菓子を購入するか、あらかじめ名店の羊羹を、絶えず、買い置きしてあった。 時には、手作りのお菓子まで、作って接客していたのを覚えているが、良き時代だったのだろうし、日本という国が、恵まれていたのであろう。 曾野綾子さんの叔父さんさんは、名門の箱根富士屋ホテルの社長。 それなのに、作者は、ボランテイア活動に、精を出して、アフリカ、インドなどに、飛びまわる人で、いろんな人々に出会うのであるが、、、、 本で読むだけなのに、これほど、日本との、海外の発展途上国の違いを、知るのに、短い文章の中で、強烈な印象を与える本は無いだろう。 アフリカでの、レンガ1枚の値段の話で、わずか1枚2円の差が、シスターの命を左右する問題とは、、、、ビックリする事ばかりである。 三つの柱で、本当に、今の現代、情報に溢れており、いろんな所から、得ることが出来るのは結構な話なのだが、本の需要性が、薄れてしまった。 パソコン、携帯、スマホで、文章も、漢字変換で、書くことをしなくなった若者たち、否、現代人は、自分で、辞書で調べる事や、文章を、手書きすることなど、もはや、一部分の人のみしかいないのではないかと懸念する。 タダで、救急車も呼べる国は、少ないであろうし、当たり前に思っている日本人は、多い。 そして、働かない者でも、生活保護という過保護の様な制度は、今まで、真面目に年金を支払ってきた者よりも年金が高く、薬も、医療費も免除されるとか、、、、やはり、恵まれていると言うか、社会が、そのようにしているので、いつまでたっても、国の借金が減らないのではないかと、思われる。 最後のインドの神父の言葉は、印象的だった。、
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いつも曽野さんの本を読むと日本は幸せで別格な国だと思い知らされる。 国民は政治家に夢のような公約を期待し、政治家は国民に息を吐くように平気で嘘を約束する。
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