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祖父たちの零戦 Zero Fighters of Our Grandfathers 講談社文庫
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祖父たちの零戦 Zero Fighters of Our Grandfathers 講談社文庫

神立尚紀【著】

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祖父たちの零戦 Zero Fighters of Our Grandfathers 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/05/15
JAN 9784062775304

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祖父たちの零戦

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商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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2026/03/13

2人の零戦飛行隊長。2人を主人公としたノンフィクション。 現場と上層部の温度差を感じる。どんな大きな不祥事や事件が起きても、どれほど現場の隊員の屍が積み重なっても軍上層部は何の責任もとらない。この官僚的な悪しき体質。 戦後も続く戦争被害。進藤さんが「生き残った」のではなく、「死に...

2人の零戦飛行隊長。2人を主人公としたノンフィクション。 現場と上層部の温度差を感じる。どんな大きな不祥事や事件が起きても、どれほど現場の隊員の屍が積み重なっても軍上層部は何の責任もとらない。この官僚的な悪しき体質。 戦後も続く戦争被害。進藤さんが「生き残った」のではなく、「死に損なってしまった」という意識の方が強かった。重い言葉だ。「犬死に」だとも言われる。やりきれない。戦争中は散々煽っておいて。悔しいなんて言葉では言い表せなかったと思う。 辛くても知ることができてよかったと思った。

Posted by ブクログ

2017/03/02

物語は、中国大陸上空で零戦の初空戦を指揮下進藤三郎少佐。 オーストラリア上空でイギリスの誇る戦闘機「スピットファイア」を相手に一方的勝利を収めつづけた鈴木實中佐のふたりを軸に書かれている。 実際に零戦に搭乗した者、特攻として出撃したもののさまざまな事情で戻ってきた者。 生き残った...

物語は、中国大陸上空で零戦の初空戦を指揮下進藤三郎少佐。 オーストラリア上空でイギリスの誇る戦闘機「スピットファイア」を相手に一方的勝利を収めつづけた鈴木實中佐のふたりを軸に書かれている。 実際に零戦に搭乗した者、特攻として出撃したもののさまざまな事情で戻ってきた者。 生き残った人たちが語る戦争は、やはり生々しい。 いまさら思い出したくないという人も多かったようだ。 ただひたすらにインタビューに答えてくれる人たちに真摯に向き合った結果が、この1冊には詰まっている。 第7章では坂井三郎を取り上げている。 彼には自著した「大空のサムライ」という作品がある。 何故ここで坂井三郎を神立さんが取り上げているのか。 ※「大空のサムライ」は当初は高城肇との共同執筆だった。 戦時中、海軍では「零戦」よりも国民に広く親しまれた「隼」という戦闘機があった。 では、戦後これほどまでに「零戦」人気が高まったのか。 坂井三郎が大きくその理由にかかわっているからだ。 戦後まもなく刊行された「坂井三郎空戦記録」は予想外の反響を呼ぶ。 しかし出版社は突如倒産してしまい、坂井へわたるはずの印税の一部も不渡りとなる。 「坂井三郎空戦記録」は、AP通信社の記者だった日系二世によって翻訳され、アメリカの出版関係者の手にわたる。 1957年「SAMURAI!」のタイトルでアメリカにて出版され、大きな話題を呼んだ。 世界十数ヶ国語に翻訳され、世界中で売れたという。 ブームの中で「ゼロ戦」はどんどん搭乗員だった者たちの思いとはかけ離れたイメージだけが定着していく。 他の搭乗員たちとの軋轢もあり、ある時期を境に坂井との交流は途絶えてしまったようだ。 戦争はけっして良いことではないし、許されるものではないと思う。 けれど、実際にその時代中で懸命に生きていた人たちの姿がここにあった。 筆者である神立さんが、妙な先入観を持たずに取材相手の話に耳を傾けている姿勢がとてもいいと感じた。 丁寧な描写で語られていく搭乗員たちの思い。 読み手であるこちらも真摯に向き合わなければならない・・・そんな気がしてくる一冊だった。

Posted by ブクログ

2015/07/12

最新・最強の戦闘機として登場した零戦が,数年後には苦戦を強いられ,特攻も任務となる中,多くの搭乗員のエピソードが紹介される.さんざん撃たれて落ちそうな相手を追いかけてコクピットを除くと,相手搭乗員の表情が見え,とどめが刺せなかった話など,当たり前ですが戦いは人同士が行うのだと再確...

最新・最強の戦闘機として登場した零戦が,数年後には苦戦を強いられ,特攻も任務となる中,多くの搭乗員のエピソードが紹介される.さんざん撃たれて落ちそうな相手を追いかけてコクピットを除くと,相手搭乗員の表情が見え,とどめが刺せなかった話など,当たり前ですが戦いは人同士が行うのだと再確認させられる.「戦力不足なのに特攻で機体を失う余裕はない」と言う英国人捕虜の話はもっともなこと.パイロットというスキルを持ちつつも,10代20代で特攻などで戦死された方々が戦後も生き続けていたら,どのようなことを成し遂げていったか.

Posted by ブクログ