嫌な女 光文社文庫

桂望実【著】

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2013/05/14
• JAN: 9784334765767

商品レビュー

2024/06/05

桂望実さんの嫌な女を読んだ。夢を見させる天才詐欺師である夏子を遠縁に持つ、現実的且つ堅実家な女弁護士の徹子が、半生に渡って夏子の詐欺行為の弁護をする話。

私は夏子のことは全く好きになれなかったんだけど、次はどんな詐欺をするのかという所が興味深かったのと、徹子の依頼を通して人の死に触れるシーンが多かったので、身の回りの人や自分の死後について考えることができたのが面白かった

2024/05/05

ふぅ〜！超長編小説でした。
描かれた時代も長く、エピソードも沢山で、
面白かったです。
展開は、長編小説ですが、エピソードがいっぱいあったのでもたつき感はありませんでした。
タイトルに食い付いては見たものの、
内容は、・・・
結末も・・・　　よかった〜

2024/02/22

石田徹子
女弁護士。大学四年の時に、司法試験に一発合格した。夏子がトラブルに巻き込まれるたびに助けて欲しいと連絡が来る。

小谷夏子
徹子の祖母の妹の孫にあたる。同い年の再従姉妹。軍人のアメリカ人とのハーフと言っているが作り話。野球賭博をして賭け金をネコババしたうえ、それに失敗すると、借金を男に尻拭いさせる。五年後、熊谷嘉昭と結婚している。美容院からツケの支払いを求められている。七年後、嘉昭とは離婚、息子も手放している。四年後、男から脅迫を受けて困っている。

西岡章男
小谷夏子と結婚するつもりだった。

荻原道哉
弁護士事務所を開いてから五年間一人でやってきた。石田徹子が所属する。

西岡克枝
西岡章男の母。

西岡章光
西岡章男の父。

中川栄子
夏子と章男の共通の知人。

マスター
中川栄子が働いている喫茶店のマスター。西岡章男とは中学の同級生。

藤田みゆき
弁護士事務所の事務員。

古田
企業法務の勉強会のメンバー。

坂口博之
企業法務の勉強会のメンバー。

横尾
西岡章男が購入したマンションの不動産屋。

小沢写真館
夏子と章男の写真がショーケースに飾られている。

京子
居酒屋で働いている。

熊谷嘉昭
夏子が使い込んだお金を立て替えた。その後、夏子と結婚する。植物学者。

岩井卓
オールウエイズ美容院を経営している。夏子のツケが溜まっている。美容院には客がいないが、車を三台所有している。

熊谷幸一
夏子の子供。世界で一番幸せになるようにと名付ける。

緒方直子

律子
緒方直子の姉。

高木美貴
徹子とは家が近所で、小学一年で同級になった。二度目の結婚相手は小学校の同級生。

康
高木美貴の結婚相手。

村上三郎
徹子の小学校の同級生。

橋本敬一郎
夏子と内縁関係だった。夏子に三千万円を超える財産を遺贈するとした遺言書を残していた。

豊重ハツエ
看護婦長。

橋本敬介
橋本敬一郎の息子。

近藤高昭
橋本敬一郎と同室で親しかった。

西野輝光
公証人。

小坂
中学時代、しょっちゅう近藤家に入り浸っていた。近藤の遺言書に本の遺贈が記載されていた。

嶋正義
夏子に勧められて五百万で絵を買った。ちゃんとした人に見てもらったら、五万ぐらいの価値しかないと言われた。

太田俊輔
夏子を手玉に取りら金を吸い取った男。

真里菜
太田と同居。夏子に殴られて怪我をした。

本間淳
IT会社を経営している。生まれ故郷の山口に戻ってきた。

住職
夏子や本間が座禅を組にくる。

北沢
夏子が働いている東山旅館の仲居。

志乃
芸者。

本間裕子
本間淳の妻。

磯崎賢
新人弁護士。

山下重彦
夏子に勝手に野菜を送りつけられ、請求書も送られ迷惑している。

西田道子
お好み焼き屋。

富岡和義
西田道子の元夫。遺言書を遺した。

えみ
西田道子の娘。重い心臓病で亡くなった。

中原維夫
将棋サークルの代表。

野口法子
夏子のペットを預かる会社に犬を預けたが、違う犬を連れてこられた。

秋山
徹子がセミリタイアするために荻原弁護士事務所の増員で入った。

ナオミ
オーストラリアで鳥の保護活動をしている団体で日本語ができる担当者。

原凪子
野口法子と源氏物語を学ぶ講座で知り合った。

矢沢功
ペットを預かる会社の副代表。

原慶一
原凪子の息子。

栗山純子
夏子主宰する高齢者の婚活支援サークル『縁』を退会した。

関根進
純子にぞっこんで、純子がサークルを退会することから、自らも退会した。

麻子
みゆきの一人娘。

大久保隆一
商社で働いている。サークルの元会員の息子。

中野優希
みゆきが遺産の一部を渡そうと考えていた。