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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/05/15 |
JAN | 9784062775496 |
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
最後まで読んだけど…笑 壮絶です。言葉を失います。 この群像劇に登場するのは、感情移入することが難しいしょうもない人たちばかりですが、読み進めてようやく「この中では比較的マシ」程度に認められるようになった人たちがふたり続けて亡くなって絶句しました。 あとは涙なくして読めなかっ...
最後まで読んだけど…笑 壮絶です。言葉を失います。 この群像劇に登場するのは、感情移入することが難しいしょうもない人たちばかりですが、読み進めてようやく「この中では比較的マシ」程度に認められるようになった人たちがふたり続けて亡くなって絶句しました。 あとは涙なくして読めなかった。 阿部さんがこの小説で伝えたかったテーマなんて特にない気がするし(笑)、エロとグロが満載で目を逸らしたくなるほどお下劣だったり残酷な箇所もあるけど、僕はこういう小説大好きです。 意味のなさや下品さを含めて、「人間」が存在することが肯定されている気がするので。 知的で勿体ぶった文体もGood。 神町トリロジーは制覇するつもりです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不発弾の爆発、小麦粉による爆発、車のクラッシュ、やや非現実的な事件により登場人物がバタバタと死んでいく結末が雑な印象。大作を読み終わった後には疲労感と胸のモヤモヤが残った。
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実際に存在する山形は東根市の神町を舞台に、信じられないくらいの登場人物の多さに(解説によると60名だそう)入り組んだ相関関係を、戦後の混乱期から現代まで、町史的に描いているフィクション。構成も年代記であっても、ただ年代を追っているのではなくて、手法が凝らしてあるのもよい。 とこ...
実際に存在する山形は東根市の神町を舞台に、信じられないくらいの登場人物の多さに(解説によると60名だそう)入り組んだ相関関係を、戦後の混乱期から現代まで、町史的に描いているフィクション。構成も年代記であっても、ただ年代を追っているのではなくて、手法が凝らしてあるのもよい。 ところどころ臭気ふんぷんの場面が参るし、そんなのありか?という漫画的なドタバタ展開があるが、それが妙味になり、効いてきておもしろくてやがて深く考えさせられる。なるほど現代はそういう戦後のどさくさの上に成り立っているのだと。この町の創造の出来事は架空であって架空でない、日本中がそうなんだ、今でも、と言うような。 上下巻合わせて1000ページ、ぴっしりと活字が並んでいるけど、文章は平易。長編の世界文学を(例えば『カラマーゾフの兄弟』など)スイスイ読んでいた高校時代を思い出した既視感。こういう作品が世界に通じる文学じゃないかと思う。解説によるとフランス語には訳されて好評だったとか。ノーベル文学賞が目的ではなくても、英語訳は必須アイテムなんだね。
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