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レンズが撮らえた幕末日本の城 永久保存版
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レンズが撮らえた幕末日本の城 永久保存版

小沢健志, 三浦正幸【監修】, 來本雅之【編著】

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レンズが撮らえた幕末日本の城 永久保存版

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 山川出版社
発売年月日 2013/04/27
JAN 9784634150362

レンズが撮らえた幕末日本の城

¥990

商品レビュー

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2019/07/16

 城。明治維新で多数が破却されたり、戦災で焼失したり、もうこの目で見ることができないものも多い。かつて本で、消失前の威容を読んだことはあるが、どうも実物を見ることができなかったため、空想、妄想だけが広がっていく。私の中で“城”というと、どうしても大阪城が第一に上がるので、どの城も...

 城。明治維新で多数が破却されたり、戦災で焼失したり、もうこの目で見ることができないものも多い。かつて本で、消失前の威容を読んだことはあるが、どうも実物を見ることができなかったため、空想、妄想だけが広がっていく。私の中で“城”というと、どうしても大阪城が第一に上がるので、どの城も大阪城のような規模を想像してしまう。いったい、どんな城だったのだろう?  本書は、明治維新前後の各地の城の写真を集めたものである。私の妄想を解決してくれるためにあるようなものだろうか。一体、各地の城はどれほど立派だったのだろう?  江戸城、大阪城、仙台城などは建物の手入れが行き届いているためか、壁の崩れなども少ない。周囲の建物の少なさなどもあり、さすがは徳川のお膝元の城、荘厳さなども見て取れる。一方、戊辰で傷ついた会津若松城などは、天守に多数の砲弾の跡などが生々しい。西南戦争消失前の熊本城は、建物は立派なのだが、ところどころ瓦が落ちていたり、木の壁が倒れて至り、少し間抜け。現存天守の1つ、備中松山城天守などは、ほとんどあばら家。破却された天守なども、掘立小屋みたいなものもたくさんある。地方の多くの城は、なんていうか、田んぼの中にぽつっと浮かぶちょっとした屋敷のようにも見える。  こうやって見ていると、まあ、壊されてしかるべきだよね、といった城もあれば、壊すのは勿体ない、といった城もある。  写真の出来を比較しても面白い。江戸、大阪、名古屋城の写真は、さすが都市部だからか、出来もきれいで写りもよい。しかし、地方の城の写真は撮る人がほとんどいなかったためか、機材の問題か、鉛筆のいたずら書きのような写真も多い。  かつての様子をこうやって手軽に確認できる、よい時代になったものだ。

Posted by ブクログ

2017/08/17

本書の写真充実度に比べ何と廉価なことか! 北海道から沖縄までの134城を取り上げた写真集は永久保存版に相応しい。城郭とは天守だけでは当然なく、濠や門・櫓、御殿や侍屋敷が立ち並んでいるのが本来の姿なのだと、当然のことに思い至る。そのような城が日本に一つもないことは悲しいことだ。火災...

本書の写真充実度に比べ何と廉価なことか! 北海道から沖縄までの134城を取り上げた写真集は永久保存版に相応しい。城郭とは天守だけでは当然なく、濠や門・櫓、御殿や侍屋敷が立ち並んでいるのが本来の姿なのだと、当然のことに思い至る。そのような城が日本に一つもないことは悲しいことだ。火災を含めた災害、明治の廃城令、第二次世界大戦と、木造建築の城郭にとっては経年による腐朽以上の試練だ。主を失い住む者のいなくなった建物は傷みが早くなるが城とて例外ではなく、剥がれ落ちた白漆喰、崩れ落ちた瓦屋根等の写真もたいそう悲しい。

Posted by ブクログ

2014/09/03

幕末から昭和初期の写真で構成されています。放置されて戸板が外れていたり、江戸城の屋根に雑草が生えていたりしますが、そこに現実感を感じます。現在との比較もあると尚よかった。とても貴重な写真集です。

Posted by ブクログ

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