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圏外へ 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2013/05/08 |
JAN | 9784094088250 |
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商品レビュー
3.7
16件のお客様レビュー
説明のしようがない作品w。 でもその世界観はさすがで、あらゆるものが魅力的。語る側と語られる側。 そして言葉のあやふやさというか、言葉を分解して考えるこの発想力。「雲を呑む」。たしか、架空とは「空に架かるモノ」つまり虹であり雲であるといったのも作者ではなかったか。 広辞苑の...
説明のしようがない作品w。 でもその世界観はさすがで、あらゆるものが魅力的。語る側と語られる側。 そして言葉のあやふやさというか、言葉を分解して考えるこの発想力。「雲を呑む」。たしか、架空とは「空に架かるモノ」つまり虹であり雲であるといったのも作者ではなかったか。 広辞苑の第7版が出るこのタイミングで、これに巡り合ったのも縁なのかしら。
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雰囲気はとっても好きなんだけど、なんにせよもーちっと簡潔にならんのかいな?と思ってしまうせっかちな私です。がくり。 でも後半に行くに従ってペースアップしたかな。 雲呑屋いいよねぇ…。
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物語論を小説にした作品。物語をどう始めどう終わらせるか、人称はどうするか、登場人物たちはどこで生き、はたして生き続けるのかどうか、言葉が生み出す微妙なニュアンスをどう考えるか、などなど。カタリテである主人公の生み出す虚構が作家の現実と混ざりあいながら進む物語論はどう終結するのか...
物語論を小説にした作品。物語をどう始めどう終わらせるか、人称はどうするか、登場人物たちはどこで生き、はたして生き続けるのかどうか、言葉が生み出す微妙なニュアンスをどう考えるか、などなど。カタリテである主人公の生み出す虚構が作家の現実と混ざりあいながら進む物語論はどう終結するのかが気になる、最後まで面白い作品だった。物語を生み出す作家という仕事の大変さを思い知ると同時に、そういった苦労を重ねたのちにできた小説を読める読者の幸せを改めて感じる。
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