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近代異妖篇
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近代異妖篇
¥550
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
文明開花の世の中、その影、人たちが古い因習に引きづられながら新しい世を戸惑いながら迎えている心情が伝わってきて、当時の人の心が伝わる。
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幕末、明治、関東大震災直後…時代の空気が濃い怪談集。 こういうのがいいんだよなぁ…。 中央西線から長野へむかう旅行の途中で読んでいたけれど、奈良井のあたりを通った時に、ちょうど奈良井を舞台にした話にさしかかっていた。 それを含めていい読書体験。
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「鬼談」や「奇談」を集めた短編集。当然カテゴライズするならそのどれもが「怪談」にはなるのですが。恐ろしく感じるもの、少し不思議に思うもの、様々です。 お気に入りは「水鬼」。因縁の物語もさながら、絡みつく幽霊藻のビジュアルがイメージとして思い浮かぶと、美しく感じると同時にぞっとさせ...
「鬼談」や「奇談」を集めた短編集。当然カテゴライズするならそのどれもが「怪談」にはなるのですが。恐ろしく感じるもの、少し不思議に思うもの、様々です。 お気に入りは「水鬼」。因縁の物語もさながら、絡みつく幽霊藻のビジュアルがイメージとして思い浮かぶと、美しく感じると同時にぞっとさせられます。そして呪いだの祟りだのが本当に存在したのか、それとも病んだ神経の生み出したものだったのか、という部分も考えれば考えるほどに恐ろしくって。 「木曾の旅人」「影を踏まれた女」「指輪一つ」は再読だけれど、こういうのって再読の方がじわじわ来るかも。再読だから知っているんだけれど……ぞくぞく来るなあ。
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