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経営学入門 第2版(上) 日経文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2013/04/17 |
JAN | 9784532112820 |
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経営学入門 第2版(上)
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
経営学の入門書としては、定評のあるもの。 全体を、組織論(さらにはミクロ組織論とマクロ組織論)および経営戦略論に分けて、その内容を平易に説明してくれている。とても分かりやすく、入門書として定評があるということがよく分かる。 経営戦略論は、①資源戦略②競争戦略③ドメイン戦略に分か...
経営学の入門書としては、定評のあるもの。 全体を、組織論(さらにはミクロ組織論とマクロ組織論)および経営戦略論に分けて、その内容を平易に説明してくれている。とても分かりやすく、入門書として定評があるということがよく分かる。 経営戦略論は、①資源戦略②競争戦略③ドメイン戦略に分かれる。ドメイン戦略の解説の中に入門書・理論の解説書の範囲から少し離れて、筆者自身の考えが数ページ述べられている。それは、日本企業はドメイン戦略として、「総合経営」へのバイアスが強い、との内容である。それは、事業レベルでも、製品レベルでも、個人レベルでも観察できる、としている。一世を風靡した日本の「総合」電機メーカーは、韓国や中国の企業に負け続け、往時の面影がない。その一つの理由は、各社が総合力を強みとして会社経営をやってきたこと、ドメインがはっきりしないことではないか、ということだ。 「個人レベル」でも同じことが言えるのでは、という議論は面白い。書かれていることを引用する。 【引用】 欧米の組織をおもに支えているのは、特定の特化した力をもったスペシャリストであり、彼らをまとめることにトップの課題があります。それに対して、日本の企業組織の強みは、平社員も含めた全社員一人ひとりが、まさに「総合力」をもち、ゼネラルマネジャー的な存在である点です。彼らがもっている力は、要素に分けられない総合的な力であり、それは長期の社内経験と配置転換によって培われたものです。このような「総合力」をもった人々が、マネジメントに固有の機能をも、ある程度自分で代替してきたのです。 【引用おわり】 そのうえで、「総合経営」が難しくなりつつある理由を説明している。 個人についての部分は、最近はやった、「ジョブ型」「メンバーシップ型」の議論を、経営戦略の視点で議論をしたものでもあろう。 バブル崩壊前、世界の企業の時価総額ランキングの上位には、日本企業が数多く名を連ねていたが、今ではその面影もない。負け続けたのは「総合電機メーカー」だけではなかったのだ。その理由の一端についての議論に触れており、また、下巻では、「日本企業の経営課題」というそのものズバリの章立てもある。 入門書・教科書としてばかりではなく、読み物としても面白い本だった。
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Ⅰ 経営学とは何か 1 企業を対象とする学 2 組織としての企業 3 企業の戦略 4 本書の構成 Ⅱ 組織行動論――ミクロ組織論 1 個人行動 2 集団活動 3 リーダーシップと管理者行動 Ⅲ 組織理論――マクロ組織論 1 組織構造 2 組織構造の機能分析 ...
Ⅰ 経営学とは何か 1 企業を対象とする学 2 組織としての企業 3 企業の戦略 4 本書の構成 Ⅱ 組織行動論――ミクロ組織論 1 個人行動 2 集団活動 3 リーダーシップと管理者行動 Ⅲ 組織理論――マクロ組織論 1 組織構造 2 組織構造の機能分析 3 組織のデザイン Ⅳ 経営戦略論 1 戦略論の基礎 2 資源戦略論 3 競争戦略論 4 ドメイン戦略論
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平易な記述で組織行動論(ミクロ・マクロ)、経営戦略論に分けて、代表的な理論を紹介 社会人としてそれなりの年数を過ごしてきたが、理論と実感に相違はなく、良くできているなぁ、と感嘆しながら読んでいた。 2013年に出版された本ではあるが、経営戦略論の最後には、2020年現在、日本企業...
平易な記述で組織行動論(ミクロ・マクロ)、経営戦略論に分けて、代表的な理論を紹介 社会人としてそれなりの年数を過ごしてきたが、理論と実感に相違はなく、良くできているなぁ、と感嘆しながら読んでいた。 2013年に出版された本ではあるが、経営戦略論の最後には、2020年現在、日本企業に顕在化しているようなことが簡潔に記されている。 日本企業の経営戦略が優れていたわけではなく、単に外部環境に上手くはまっただけ。必要に駆られ、欧米型に今まさしく変化しようとしている過程にいるのだが、過去の栄光に囚われ、すがる老人ばかりのこの国はその前に沈没するんだろうなぁ、と感じた。
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