犬のモンダイ行動の処方箋(2) ケーススタディでわかる犬のしつけ

中西典子【著】

• 販売会社／発売会社: 緑書房
• 発売年月日: 2013/04/11
• JAN: 9784895311465

商品レビュー

2019/11/06

犬の問題行動のケーススタディ続編。
今回は、「噛む」「吠える」が中心。

ワンコの習性（犬種による特性）だから受け容れるとか、中には解決できなかった問題も。
結局は、ワンコの問題行動が抑制できない原因は、ほぼほぼ飼い主に問題がある。

様々なケースから、飼い主のあるべき姿が見えてくる。

体罰は決して与えないこと（恐怖により言うことを聞くようにはなるが、必ず別の部分で歪みが問題が生じてくる）

子犬を迎える場合は、ペットショップでなく、信頼のおけるブリーダーさんから。

トラブルや問題行動を回避するために、避妊去勢手術はきちんと行うこと。

犬種による特性の違いの理解。
ジャックラッセルテリア（激しい）、柴犬（噛む・吠える）、イタグレ（動きが俊敏）など。

時折、愛犬の名前を呼び過ぎないとか、撫で過ぎないとか、他の犬と仲良くできないのなら関わらせないとか、「ん？」って違和感を憶える内容もあるにはあった。

私的には、愛犬の名前をいっぱいいっぱい呼んであげるほうがいい関係を築けると思うし、たくさん話しかけ会話を繰り返し、スキンシップも多ければ多いほどいいと思ってる（勿論愛犬が嫌がらないのであれば）。
確かに触られるのが苦手なワンコもいる。でもそれも、飼い主との関係によるものだと思う。

人間にとってされたくない行動を、させないように誘導していく方法は、とても参考になった。

ワンコという生き物は、本当に学習能力が高い。パターンをちゃんと理解している。

運良く我が家の愛犬達は、本当にいい子に育ってくれて、つくづく良かったなと思う。