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赤く微笑む春 ハヤカワ・ミステリ1870
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2013/04/11 |
JAN | 9784150018702 |
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赤く微笑む春
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商品レビュー
3.6
23件のお客様レビュー
最初はとても地味な始まりで いつ事件が起こるのか少し退屈 に感じたが、エーランド島の澄んだ 冷たい空気感と登場人物達の自然と 共に生活している姿に深みを感じ 段々と引き込まれた。 自然と反するポルノが絡んだ殺人 事件はかなり衝撃的で事件の謎が より影が濃くなり一方、エーランド 島...
最初はとても地味な始まりで いつ事件が起こるのか少し退屈 に感じたが、エーランド島の澄んだ 冷たい空気感と登場人物達の自然と 共に生活している姿に深みを感じ 段々と引き込まれた。 自然と反するポルノが絡んだ殺人 事件はかなり衝撃的で事件の謎が より影が濃くなり一方、エーランド 島の石切場のトロールの伝承は また事件を白い霧で覆ってしまう 自然の力を感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
性別の違いによって、性経験の多さが恥になったり名誉になったりする。これも、現代まで残る性差別の一つなのだろう。ポルノ映像は簡単に欲を満たしてくれるツールではあるが、それを鵜呑みにして、相手の意思を尊重しなくなる人間が出てくるのが問題だ。職業に貴賤は無いと言いながらも、性産業で働く人間をどこか下に見ている人も存在している。もっと公にとは言わないまでも、世の中に数ある仕事の一つとして認められていれば、色々な悲劇は起こらなかったのかもしれない。シリーズを読む間隔が開いてしまったので、多少はうろ覚えな所があるが、一冊目の秋篇での登場人物達のその後が少し垣間見える。エーランド島に来る人間も居れば、去る人間も居る。シリーズを通して登場する船長は、体調が悪いながらもまだ存命していて嬉しい限り。真実を知ることが絶対的に良いことだとも限らない、と知る。誰かの謎を解くことが幸せだと信じたいが、船長が謎を解決することで、知らなくても良かったことを知ってしまう、というのは少しだけ悲しい。殺人の代償として、自らの命を落とすことになってしまうのは、因果応報なのだろうか。残る季節はあと一つ。
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シリーズ第3作。イェロフ爺さんは老人ホームを出て介護サービスを受けながらステンヴィークの家で暮らすことにする。そこでは新たに広い別荘が2軒建ち、また北には石工だった叔父の小さな家を相続したペールが住み始め、イェロフの長年の相棒ヨンも住んでいて、ステンヴィーク村は久々に人の気配がし...
シリーズ第3作。イェロフ爺さんは老人ホームを出て介護サービスを受けながらステンヴィークの家で暮らすことにする。そこでは新たに広い別荘が2軒建ち、また北には石工だった叔父の小さな家を相続したペールが住み始め、イェロフの長年の相棒ヨンも住んでいて、ステンヴィーク村は久々に人の気配がしだす。 今回も過去と現在の出来事が交差して物語は進む。現在はペールの父の家での火災事故。過去はペールの父、別荘に越してきたヴェンデラの厳しい少女時代、そしてイェロフの亡き妻が経験した出来事。 ペールは離婚していて双子の子供がいるが一人は思い病気で、距離をとっていた父はボケだし、やむをえず面倒をみる。ヴェンデラの再婚相手は作家だがヴェンデラの行動を支配しようとする。ヴェンデラはステンヴィーク生まれで、イェロフは亡き妻が残した、捨ててくれといった日記を読みだす。そこに出てくる「とりかえっ子」という謎の少年がヴェンデラともからまってくる。 ペールもヴェンデラも幸せな子供時代は過ごしていない。1950年代から60年代、セピア色の出来事、貧しい暮らし、エーランド島のエルフ伝説をからませながら、現在に生きるステンヴィーク村の面々が過去と向き合う。そして最後は新たな生活が始まる気配を感じる。 父を拒否していたペールが、ボケ始めた父をそれでも面倒みるのが意外だった。父はポルノ雑誌を作っていたのだが性の衝動に対しては肯定し仕事を恥じてはいない。雇われる女性にとってはどうかなという感じではあるのだが。 2010発表 2013.4.15発行 図書館
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