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まちづくり:デッドライン 生きる場所を守り抜くための教科書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BPマーケティング |
発売年月日 | 2013/04/05 |
JAN | 9784822274634 |
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まちづくり:デッドライン
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
場所を変えて商売をするのではなく、そこの場所で挑戦しなければならない。 そこに必要なのは、そこにしかない物や人や空間。 変わることを選ばなければ、衰退していく。 まずは柔軟な考え、新しいことへ挑戦する一歩を踏み出したい?
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『まち』の衰退に対して問題意識を持ち、今後も生活の場所として持続させるために何らかの行動が必要だと感じている全ての人に向けた一冊。 『まち』を新しい時代に対応できるカタチにつくり変えるための“教科書”。高度成長の時代と同じ発想のままでは、「まち」という大切な場所が廃墟になってしま...
『まち』の衰退に対して問題意識を持ち、今後も生活の場所として持続させるために何らかの行動が必要だと感じている全ての人に向けた一冊。 『まち』を新しい時代に対応できるカタチにつくり変えるための“教科書”。高度成長の時代と同じ発想のままでは、「まち」という大切な場所が廃墟になってしまう。これからは、昔の発想とは真逆の方法と行動が求められる。 ポンチ絵も多くて、読みやすく、成功事例もたくさん載せてあって読み応えたっぷりでした。
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「まちづくりに携わっている人々はふたつに分かれる。ひとつは戦後50年近く続いた経済成長と成熟を体感してきた世代と、もうひとつは、バブル崩壊後の20年あまりの縮小と低迷の時代しか体感していない世代である。ふたつの間には大きな意識のギャップがあって、活性化のイメージもバラバラなので、...
「まちづくりに携わっている人々はふたつに分かれる。ひとつは戦後50年近く続いた経済成長と成熟を体感してきた世代と、もうひとつは、バブル崩壊後の20年あまりの縮小と低迷の時代しか体感していない世代である。ふたつの間には大きな意識のギャップがあって、活性化のイメージもバラバラなので、意見がまったくかみ合わない。」(p36)という木下氏の意見は、ハッとし、なるほどと納得した。 私はもちろん前者の世代であるが、いまの若い世代の感覚は決定的に違うらしい。 われわれが考える繁栄とは、どうしても高度経済成長期のそれに引っ張られる。 典型的なのがバブルの時代で、あらゆることが軽躁的でバラ色だった。 インド映画のカラフルで楽しいダンスシーンみたいな時代。 みんな若くてバカでちょっとセクシーでもあった時代。 (もう一度繰り返したいかというと、それはまた別) ただし、これは、一時的な現象であって、少子高齢化の進展とともに、状況は反転する。 これから考えるべき街づくりは、 「縮小を続ける国内需要に対応し、まちをそれに合わせてどうつくり変えて維持していくのかという点に目を向けなければならい」(p47) という本書の指摘はまったくその通りだろう。 高齢化した商店主たちがそれに気づいているかというと、それはなかなか難しい。 過去の輝かしい成功体験があるし、うまくいかないとうすうす気がついていても、歳をとっては頭を切り替えが困難だ。 かれらの出番はもうないので、次の世代に期待するしかない。 だが、問題なのは、その動きを支援すべき国や自治体までもが、まだ状況の反転に自覚的ではない点で、過去の栄光を夢見みて、逆に足を引っ張っているのではないかという点だ。 第2章の戦後から現在までのまちをめぐる経済の成長と衰退を説明した章は、非常に説得的でタメになった。 言われてみればそのとおりだが、言われるまでは気づかなかったことを多々教えてくれる。
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