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おかしなジパング図版帖 モンタヌスが描いた驚異の王国
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おかしなジパング図版帖 モンタヌスが描いた驚異の王国

宮田珠己【著】

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おかしなジパング図版帖 モンタヌスが描いた驚異の王国

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 パイ インターナショナル
発売年月日 2013/04/01
JAN 9784756243157

おかしなジパング図版帖

¥1,815

商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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2023/05/19

なにこの本!?と思って手に取り読み始めたら、とても面白い本だった。 今は、わからないこと、知らないことがあればネットで調べてすぐ見れる時代。でも昔は違った。 知らないことを想像する。空想、妄想する。日本を意外な楽園だと想像したモンタヌス。実際に見たことのない景色を、想像と少しの参...

なにこの本!?と思って手に取り読み始めたら、とても面白い本だった。 今は、わからないこと、知らないことがあればネットで調べてすぐ見れる時代。でも昔は違った。 知らないことを想像する。空想、妄想する。日本を意外な楽園だと想像したモンタヌス。実際に見たことのない景色を、想像と少しの参考文献だけで書き上げるのはどんな気持ちだったのだろう。ユーモア溢れる解説と、思わず笑ってしまいそうになる挿絵。もっとこの本の面白さが広まればいいなぁ。

Posted by ブクログ

2022/04/27

あやふやな日本の情報しか伝わっていない頃の欧州で画家が描いた日本の様子。想像力を働かせている様子が伺えるが、想像が及ばない部分はどうしても洋風で描くところに、人間の想像力の限界を感じる。未知の、異文化の土地を伝聞で描いたら、そりゃそうなるだろう。

Posted by ブクログ

2020/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1600年代、ヨーロッパに紹介された日本があまりに変過ぎる。 文字だけで書かれた日本滞在記を、日本を知らない画家が想像だけで描くとこうなる、という…。 どこからどう見ても日本じゃない。 中国っぽいもの、東南アジアっぽいもの、インドっぽいもの、アフリカっぽいもの、いろいろ。 でも、日本じゃない。 明らかにヨーロッパ系の顔をし、西洋の衣装を着ている日本人すらいる。 日本人の習俗でさえこんなのだから、これが日本の宗教になってくると、これ何?ってのしかない。 (ヒンズー教の本からのパクリが多いらしい) モンタヌスの描く日本はことごとく愉快だけれど、実際に日本に来たシーボルトの描く日本は写実的だけど辛気臭い、と。 宮田珠己はこう書くけれど、シーボルトには日本人が辛気臭く見えていたのかもしれないじゃないか。 辛気臭くても、シーボルトは日本及び日本人をすきだと思ってくれたのだから。 閑話休題。 帯の文章が秀逸なのでここに書いておく。 ”いったい、ここはどこなんだ? 空想と、思い込みと、伝言ゲームで描かれた どこにもない日本へ、ようこそ。” 現在品切れ中で、7月に増刷予定だそうです。 面白かったので、本屋で見かけたら立ち読みしてみて。 笑えるから。

Posted by ブクログ