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昨日までの世界(下) 文明の源流と人類の未来
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
| 発売年月日 | 2013/02/27 |
| JAN | 9784532168612 |

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昨日までの世界(下)
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昨日までの世界(下)
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商品レビュー
4.1
35件のお客様レビュー
狩猟社会から農耕社会、文字が現れ、今に至るまでの壮大な人間史が書かれています。 宗教がどうやって生まれたのか、言語の多様化など、戦争も含めて人間が生きていく上で必要だった歴史が記されています。 文章は硬めではありますが、その情報量の多さと内容の濃さに、夢中になって読みました。
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人類600万年の歴史からすると、定住して農耕を始めたのは僅か約1万年前に過ぎない。人類がそのほとんどの時間(約599万年!)をすごした狩猟採集時代、すなわち「昨日までの世界」。 この「昨日までの世界」について、戦争、子育て、危険への対処、言語、宗教、健康などに焦点を当て、現代社会...
人類600万年の歴史からすると、定住して農耕を始めたのは僅か約1万年前に過ぎない。人類がそのほとんどの時間(約599万年!)をすごした狩猟採集時代、すなわち「昨日までの世界」。 この「昨日までの世界」について、戦争、子育て、危険への対処、言語、宗教、健康などに焦点を当て、現代社会に示唆を与えるものについて考察している。 著者が研究の第一線で活躍していた頃は、まだ世界の各地 (アフリカ、南米アマゾン、アラスカ、パプアニューギニア等)で狩猟採集生活を営んでいる人々がいた。特に私が驚いたのは、1960年代あたりはパプアニューギニアで約100万人が狩猟採集生活を営んでいたということ。著者は主にこれらの人々を対象に「昨日までの世界」について考察している。 印象的なのは、「積極的なパラノイア」。著者の友人であるパプアニューギニア人は、大きな木の下では眠らない。何故なら突然大木が折れて下敷きになるかもしれないから。こうした姿勢は、現代でも自動車運転やアルコールの摂取、風呂場での転倒に気を付けることなどに応用できる。用心すべきことについて用心することは、いくら用心してもそれが誇大になることはないという教訓を得ることができるという。次に健康。1980年代に行われた国際的な疫学調査では、ブラジルのアマゾンに住むヤノマミ族(世界で最も塩分摂取量が少ない集団だそうである)は平均の最高血圧が96、最低血圧61という驚くべきものであったという。果物、ナッツ類、低脂肪の肉、生野菜などを取り入れた食事は、やはり健康の増進に寄与するという。 現代社会は、こうした「昨日までの世界」にあったものを失ってしまった一方で、これまでになかった安全や公衆衛生による長寿などの恩恵も受けているという。人類の歩みの遠大さに、改めて思いを致すことができる一冊。
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下巻では、伝統的社会における危険の考え方、生活する上で避けては通れない、思想における宗教や言語、病気などの健康が語られる。 危険については確かに社会が違えば危険も違う。我々は交通事故を軽視しているのだろうか。あるいはマスコミの煽る非日常の危険ばかりを気にしているのだろうか。 宗教...
下巻では、伝統的社会における危険の考え方、生活する上で避けては通れない、思想における宗教や言語、病気などの健康が語られる。 危険については確かに社会が違えば危険も違う。我々は交通事故を軽視しているのだろうか。あるいはマスコミの煽る非日常の危険ばかりを気にしているのだろうか。 宗教や言語は少数派は淘汰されるのだろうが、歴史的価値としては残す活動をすべきと感じた。 健康はまさに飢餓に対する遺伝子の皮肉。便利になれば何かを失う。 伝統的社会から学べる事はたくさんある。建設的パラノイア、これは気にしていきたい。
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