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ITAN(13号) KCDX
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/04/05 |
JAN | 9784063768046 |
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ITAN(13号)
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商品レビュー
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雑誌なのにキレイなカバーがついている13号。急展開が続く「千年万年りんごの子」で始まり、平凡なドタバタホテルの日常が続く「ホテルサラマンダー」で終わるこの一冊。なんだか帳尻が合っていますね。 逃げない、逃げたくない。「千年万年りんごの子」の雪之丞は悪いことに対しての罰を受け...
雑誌なのにキレイなカバーがついている13号。急展開が続く「千年万年りんごの子」で始まり、平凡なドタバタホテルの日常が続く「ホテルサラマンダー」で終わるこの一冊。なんだか帳尻が合っていますね。 逃げない、逃げたくない。「千年万年りんごの子」の雪之丞は悪いことに対しての罰を受けたのだろうか。プロローグの雪之丞の過去にはそういった描写が見受けられました。それでも今の状況から逃げず、最後まで見ることを決意した雪之丞はカッコ良かったです。同じく責任がついて回る存在である王家を描いた「王国の子」は今回重たい話でした。果たさなければならない王家としての責務、しかしその責務を果たすのが影武者と言うのがなんとも皮肉めいていました。他たくさんの作品内で責任の所在や心の持ち方の有り様が描かれている気がしました。生きていく度に責任はのしかかってくるものですが、「余命20000000」の草間さんのようにのらりくらりと生きていくのもいいんじゃないかなと思わせてくるあたり、今回のITANはバランスが良かったのではないでしょうか。 分かりやすい作品達は有難い。前号から買っているのでどうしても贔屓目になってしまう「屋上の君」だんだんと謎が解明されていく中、春菜の子供らしい素直な感性に惹かれていきました。元気な小学生キャラって愛着わきますねやっぱり。分かりやすさからいったら「幽霊な彼女と心霊な僕」ですが主人公である元二のどストレートなアタックはみていてアホらしいですが、ぼくも一度女の幽霊が見えたとしたら一度チャレンジしてみたくなるアグレッシブさだと思います。実際幽霊な彼女を見かけたとしたら震えて思考停止する自信はありますが、俺も足スリスリはやってみたいかもしれない。 ITANは繊細な作品が集まっている雑誌だと僕は思っています。だからこそ、カバー裏に追いやられてる「吸血児・シグマくん」のような作品がもう少し増えて欲しいですね。
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