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かたちのみかた
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かたちのみかた

立花文穂【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 誠文堂新光社
発売年月日 2013/03/25
JAN 9784416113417

かたちのみかた

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2024/05/03

一時間ほど前にヤマト運輸が届けてくれるなり、一気呵成に読んだ。 読み終えたいま、言い知れない怒りを覚えている。嫉妬と言い換えたらより近いか。 本書に接しておぼえた鈍痛を、なるべく正確を期して描き出そう。 女子美術大学に赴任した筆者立花のもとに集った学生の行為の軌跡の数々。 手の...

一時間ほど前にヤマト運輸が届けてくれるなり、一気呵成に読んだ。 読み終えたいま、言い知れない怒りを覚えている。嫉妬と言い換えたらより近いか。 本書に接しておぼえた鈍痛を、なるべく正確を期して描き出そう。 女子美術大学に赴任した筆者立花のもとに集った学生の行為の軌跡の数々。 手のひらの線を全て紙に書き写す、縦横に走るひとの辿るルートどおりにペンを走らせる、墨を塗ったじぶんの体で拓本をとる、みかんの皮の変色を追う、海辺に山を築き鳥を待つ… わたしはそれを見ては逐一、内心で「なんでそんなことするの」と激昂した。 息巻いてから、たちまち、情けなくなる。すなわち、あやふやな合理性にもとづいた予想の狭い区域内にとどまったまま判断と評価を下すことが習い性と化して、体を動かして実験し徹底して見ることによってのみ把持できる見解を無碍に扱う自分のあさはかさ、脆さを痛切に悟った。 情けなさや哀しさといった、旧態を萎えさせる感情だけではなく、確たる合理的な動機なくしてはなにもできない現状を積極的に変革するための怒りをも本書から受け取った。理由などないが、やって「見たかった」ことがいくつも頭をもたげたのだ。 思えば、この世界は、端的に、気になるかたちに溢れている。 執念と熱意を籠めて、資料を集めに集めた「私」だからこそ見出せる景色がある。

Posted by ブクログ

2020/04/25

目の前のものを深く見つめること、とにかく手を動かすこと、作り続けること、考えることはつくること、こんな授業が受けたかったと心から思える。なんて楽しい本!

Posted by ブクログ

2015/05/26

デザインの前の準備作業。点をみる。石をみる。線をみる。「走る」をみる。地点をみる。手をみる。からだをみる。自分をみる。立花氏の授業風景を通して形を成すとはどういうことなのかを考察する。目に見える形はできなくともその過程を通して学ぶことにより、自らの腑に落ちることは沢山ある。学生た...

デザインの前の準備作業。点をみる。石をみる。線をみる。「走る」をみる。地点をみる。手をみる。からだをみる。自分をみる。立花氏の授業風景を通して形を成すとはどういうことなのかを考察する。目に見える形はできなくともその過程を通して学ぶことにより、自らの腑に落ちることは沢山ある。学生たちの生の体験と実践から得られるものが臨場感をもって伝わってくる。完成品なのか未完のものなのか定かではないが、生み出された造形はどれもユニークで心惹かれる。

Posted by ブクログ

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