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“珍獣ドクター"の動物よろず相談記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2013/03/16 |
JAN | 9784309252797 |
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“珍獣ドクター"の動物よろず相談記
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“珍獣ドクター"の動物よろず相談記
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
悩める飼い主さんのための指南書であり、死とどう向き合うのかを考えるための哲学書であり、獣医を取り巻く環境を考え直させる社会小説であり、獣医さんと変な飼い主&ペットのハチャメチャ奮闘記である。 面白い、おススメ。
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断らないでいたら、珍獣(ほかではどこも診てくれない動物)たちのお医者さんになってしまった、この先生の本としてはもっと読みやすいのがあるのですが(そっちは買い!)もし、お客様のなかに動物についてマニアックな人がいたらぜひこれも紹介してください。 将来獣医になりたい、とか、研究者にな...
断らないでいたら、珍獣(ほかではどこも診てくれない動物)たちのお医者さんになってしまった、この先生の本としてはもっと読みやすいのがあるのですが(そっちは買い!)もし、お客様のなかに動物についてマニアックな人がいたらぜひこれも紹介してください。 将来獣医になりたい、とか、研究者になりたい、といっている人だったら確実に読むと思います。 2018/09/05 更新
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「動物主体の獣医療でありたい」 それは動物病院ならそうだろうと一見思われるかもしれない。が、そう心から願うに至るまでは、膨大な現場経験と動物に対する誰にも負けないくらい強い想いとが積み重ねられてきたからだと思うのです。 著者の先生は、ペットを飼うことは人間の「業」でもあり、決...
「動物主体の獣医療でありたい」 それは動物病院ならそうだろうと一見思われるかもしれない。が、そう心から願うに至るまでは、膨大な現場経験と動物に対する誰にも負けないくらい強い想いとが積み重ねられてきたからだと思うのです。 著者の先生は、ペットを飼うことは人間の「業」でもあり、決してそれが「自然なこと」とは言えないんだとも独白されている。 そういうことを自覚の上で、やはり現場で治療する立場としては、どんな動物種でもどんなケースでも治したい、真剣に向き合いたいという、獣医師としての強い覚悟がある。 一方で、飼い主が治療を望まないのであれば、そこから先には踏み込めないんだという葛藤。 だからこその「動物主体の獣医療でありたい」という仕事観。揺らぎから生まれる獣医師としての責任。行間からひしひしと伝わってきます。 あとがきの一節。 身なりのいいサラリーマン風の男性が一日おき、朝病院に犬を預け、夜迎えに来る。「お願いします」「ありがとうございます」と毎回一言ずつ残して。 その犬が亡くなったとき、「力になれず申し訳ありませんでした」と先生が伝えるとその男性は涙を浮かべながら、「今まで本当にありがとうございました」と一言だけ残して帰られたという。一言だけ残して。 何度読んでも泣けてくる。 先生はこの飼い主に、あなたにとってこの子はどんな存在だったのか、聞いてみたかったが聞けなかったという。 きっとこの子は幸せだった。この無口な飼い主の男性も。そう思いたい。思わずにはいられない。 ペットが幸せになることが、飼い主の幸せにもなり、それが動物病院にとっても幸せなことになる。だとすれば、 「動物主体の獣医療でありたい」 やっぱりそうあるべきなのだと思いました。
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