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世界の肖像1000の偉業
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世界の肖像1000の偉業

ヴィクトリアチャールズ, クラウス・H.カール【著】, 籾山昌夫【日本語版監修・訳】, 久保寺紀江, 三木はるか【訳】

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世界の肖像1000の偉業

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二玄社
発売年月日 2013/03/18
JAN 9784544200287

世界の肖像1000の偉業

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2025/08/17

古代や中世の絵や彫刻のように、単なる記号に過ぎない肖像、ルネサンスに至ると、ティツィアーノのように顧客の気に入るように装飾し、対象の役割に合うように強調するなどの一種の美化を行ったり、ボッティチェリのように画家の観念化が行われたりと、写実性は犠牲にされている。それに対して北ヨーロ...

古代や中世の絵や彫刻のように、単なる記号に過ぎない肖像、ルネサンスに至ると、ティツィアーノのように顧客の気に入るように装飾し、対象の役割に合うように強調するなどの一種の美化を行ったり、ボッティチェリのように画家の観念化が行われたりと、写実性は犠牲にされている。それに対して北ヨーロッパルネサンスの画家たちは、緻密な写実性を求めた。現代にいたっては、写実性というより、画家の芸術的な信念や意図によって描かれている。対象の内面や真実を抉るかは、絵それぞれである。いや、現代では、対象云々より、人物が絵全体で何を訴えたいかの一部分にすぎないこともある。 ベラスケスの「教皇インノケンティウス10世の肖像」の対象の抉り具合はどうよ。教皇本人をして「真を穿ちすぎている」と言わしめたものだが、フランシス・ベーコンの「ベラスケス『教皇インノケンティウス10世の肖像』に基づく習作」の恐ろしさは凄いよな。この実物を見たんだよねえ。気持ち悪いぞ。一部の人間の狂気であってほしいよ。 グラント・ウッド「アメリカン・ゴシック」や趙暁剛「大家族No.2」もなんか気持ち悪い。もうこうなると人物の役割や写実性などから離れてしまって、絵画全体の主張そのものだ。 この本で初めて知ったのだが、18世紀のフランスの画家ジャン・バティスト・グルーズの繊細で、ある意味甘ったるい肖像画なんかを見るとなんかほっとするよ。ジョン・エヴァレット・ミレイなどの前ラファエロ派の絵もそういう意味でいいよ。個人的にね。

Posted by ブクログ