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終末のラフター サンデーCSP
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2013/03/18 |
JAN | 9784091242822 |
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終末のラフター
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商品レビュー
4
34件のお客様レビュー
かー、いいんだよねこの漫画。さすが田辺先生、エグさがあちこちに散らばっている上で、キャラクターが愛おしい。
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確かにあの使徒みたいなデカイやつのインパクトは強烈なので、偏見や先入観が生まれてしまうのだろうなあ。人間って弱い生き物だ。ハルがあの体型で16歳なのは、悪魔だから??
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悪魔に喰われて人類が滅亡に瀕し、一度は終末を迎えた黄昏の世界を旅するふたり。 謎多き青年と幼い妹。二人が背負う過酷な運命とは…… 感想から言うと、非常に面白かった。 一冊完結だが、重厚な読み応えと世界観にどっぷり浸れた満足感を体験できる。 荒廃した世界、荒んだ人心。 悪魔の欠片...
悪魔に喰われて人類が滅亡に瀕し、一度は終末を迎えた黄昏の世界を旅するふたり。 謎多き青年と幼い妹。二人が背負う過酷な運命とは…… 感想から言うと、非常に面白かった。 一冊完結だが、重厚な読み応えと世界観にどっぷり浸れた満足感を体験できる。 荒廃した世界、荒んだ人心。 悪魔の欠片を身に宿し望まぬ不老不死の能力を得たばかりに迫害される悪魔憑き達と、ダークファンタジー好きな読者の心をがっちり掴む魅力的な要素が揃っている。 自身も悪魔憑きでありながら悪魔狩りを生業とする主人公はニヒルでドライな皮肉屋、現実主義でシニカルな価値観の持ち主。 真っ直ぐでわかりやすい、少年誌の王道を行く前作の主人公とは対照的なキャラ造型。彼の旅の伴であり手厚く庇護される妹は至って無邪気で天真爛漫、ユーモアたっぷりに描かれる掛け合いは微笑ましく心温まる。 一方、否だからこそ、彼ら兄妹が置かれた状況の非情さや境遇の苛酷さ、行く先々で向けられる偏見の眼差しや無理解な差別に胸が痛む。 一応はバトル物として悪魔憑きvs悪魔狩りの構図が提示されるが、この漫画のテーマは寧ろ善良で平凡な人々が抱く業や悪意、それらが齎す因果応報の摂理。 決して派手さはないが絵は非常に端正、教会の礼拝堂の描写など計算し尽くされたシンメトリーの緻密さに息を呑む。 苦悩や葛藤など負の側面を容赦なく抉る人間臭い表情も上手い。 白眉はやはり終盤の見開き。 主人公が見事悪役を演じきって啖呵を切るシーンは何度読んでもぞくぞくする。 その後にもう一つ見開きが用意されているのだが、人々によって悪魔にされた男の真実を伝え、魂すらも浄化していくような情景に涙がでた。 絶望の中に瞬く一握りの希望。 あたかもそれは深海に射す一条の光の如く、はてしない道行きを照らし続ける。 ぜひ連載化してほしい。 ただ週刊誌でこのクオリティを保ち続けるのは大変だし、テーマ的にももう少し上の世代の方が合いそうなので、ゲッサンあたりで読んでみたいと思った。
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