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死の島(下) 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/03/11 |
JAN | 9784062901871 |
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死の島(下)
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
実はマルチエンディング系の話の走りでは。 ただ、安っぽいメタな印象は一切なく読後はしばらく他の本に手が伸びなかった。 恋愛が絡むが、こういった作品で登場人物の言動に不満や疑問を抱くのはナンセンス。作者の人生哲学や書きたかった事をより全体で感じるのが没入するポイントだと感じる。素...
実はマルチエンディング系の話の走りでは。 ただ、安っぽいメタな印象は一切なく読後はしばらく他の本に手が伸びなかった。 恋愛が絡むが、こういった作品で登場人物の言動に不満や疑問を抱くのはナンセンス。作者の人生哲学や書きたかった事をより全体で感じるのが没入するポイントだと感じる。素晴らしかった。
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めちゃめちゃめちゃすごい、超好き。虚構と死の問題が絶えず描かれる。車窓から眺める雪の白さがカンヴァンス(それは素子の肉体にも繋がる)を導き、やがて骨、すなわち死のイメージへと結びつくシーンは、この小説の、ひとつの要素が様ざまな方面に連鎖して複層を成す感覚をよく表していて好きだった...
めちゃめちゃめちゃすごい、超好き。虚構と死の問題が絶えず描かれる。車窓から眺める雪の白さがカンヴァンス(それは素子の肉体にも繋がる)を導き、やがて骨、すなわち死のイメージへと結びつくシーンは、この小説の、ひとつの要素が様ざまな方面に連鎖して複層を成す感覚をよく表していて好きだった。
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主人公、相馬鼎が受け取った一通の電報には、ある衝撃的な知らせが書かれていた。それを自分の目で確かめるべく、相馬鼎は一路広島へ向かう。作中作でもある相馬鼎の小説と、彼本人の空間的な移動、そして彼が広島に向かう理由である綾子・素子と関係のあるもう一人の男性の思い、素子の内部(心情)…...
主人公、相馬鼎が受け取った一通の電報には、ある衝撃的な知らせが書かれていた。それを自分の目で確かめるべく、相馬鼎は一路広島へ向かう。作中作でもある相馬鼎の小説と、彼本人の空間的な移動、そして彼が広島に向かう理由である綾子・素子と関係のあるもう一人の男性の思い、素子の内部(心情)…すべての要素が、次の日の朝の広島という場所に収斂する。 最後に提示されるいくつかの結末、おそらくそのすべてが正しい可能性があり、すべてが間違っている可能性もある。あなたはどの結末を選ぶ解釈をしますか?
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