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安心毛布
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2013/03/09 |
JAN | 9784120044786 |
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商品レビュー
3.7
42件のお客様レビュー
2024.16 安心毛布という響きだけで選んだ。安心毛布。この世で一番優しくてあたたかい言葉かもしれない。 川上未映子さんのエッセイは初めて読んだ。なんだか不思議な文章もあって、楽しく読んだ。それから、本当に村上春樹の作品が好きなんだなあと思った。私は何かの作品を何度も何度も読...
2024.16 安心毛布という響きだけで選んだ。安心毛布。この世で一番優しくてあたたかい言葉かもしれない。 川上未映子さんのエッセイは初めて読んだ。なんだか不思議な文章もあって、楽しく読んだ。それから、本当に村上春樹の作品が好きなんだなあと思った。私は何かの作品を何度も何度も読んだことがあっただろうか? === P203 いつかみんないなくなるなんて嘘みたい。でも、わたしが死んでいなくなったあとに、もしもこれを読んでくれる人がいるかもと思えば、やっぱり不思議な気持ちになるね。読んでもらっているそのときには、きっと何度だってホットケーキは焼きあがり、鉢植えの花は歯をふとらせ、今朝の雨が窓を叩くのだもの。いつだって今日はじめての風が吹いて、かかとは落ち葉を踏みしめて、心配ごとがやってきて、眠りのまぎわが閉じるのだもの。そのときは、何がつながってるというのだろう。 そのときは、誰が何をしていることになるのだろう。そう思えばいまざわめいているのはこの胸なのか、未来の誰かの胸なのか、それとも時間じたいがざわめいているのか、わからなくなる。ねぇ、わからないことばっかりですねぇ。 でもいまは、たったいまは生きていて、わたしも、夫も、そして息子も元気です。 色々なものを発見し、手足がのび、笑い、泣き、日々からだが重くなってゆく彼の世話をしながら、わたしたちはなぜだか明日にむかっているような気がします。 冬です。どうぞ、お元気で。冬の中央から、愛をこめて。2013年2月
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私は食べるのが好きだから、食べものについて描かれた良い文章は全部好きだな、と思いました。 そして、どんな人でも毎日は何となくどんよりとしている、というのは私にとって大きな慰めである。
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独特な言葉のチョイス、文章が読んでいてとても楽しい。さらっと読めるのだけど、決して内容が薄いからじゃなく、重いテーマをさらっと読ませる文体によるものなんだと思う。彼女のエッセイをもっと読みたいと思った。
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