30代の論語

齋藤孝【著】

• 販売会社／発売会社: 海竜社
• 発売年月日: 2013/02/22
• JAN: 9784759312935

商品レビュー

2025/08/24

タイトル通り30代の(特にビジネス寄りの)人に向けた、齋藤先生が論語をチョイスした本。

100の論語をもとに訳と先生のコメントが載っている。
有り難いのは「元の言葉」と「訳」が載っていること。超訳というものが最近多いけど、あれはそのどちらもないことが多く、100％個人の感想みたいな印象で何も残らない。
元の言葉と訳が載っていることで自分で考えることができる。
まぁ訳もフィルターがかかっているとは思うけど、素人が論語の本文を見てもちんぷんかんぷんだからそこはご容赦願いたい。

論語はすごいな。昔のことなのに今でも通じることだらけ。昔の本を読んでおけばビジネス書は読まなくてもいいんじゃないか？

30代というターゲットだからより刺さる。孔子の言葉でいくつか30代で頑張らないと40代からでは遅い、というような言葉があるけど、もう40代に足がかかりそうな自分にとってはもっと早く読んでおけば良かったと思ってしまう。

特に響いたのは「力足らざる者は中道にして廃す。今汝は画れり。」という言葉。
孔子の弟子が、「先生に教えてもらえるのは幸せだけど、自分の力が足りないからなかなか身につきません」と孔子に言ったら、「本当に力が足りないものはやれるだけやって途中で力尽きてしまうはず。お前は勝手に自分で自分の限界を設定してやらない言い訳をしている」と返した言葉。

すみません。言い訳ばかりしています。
一種の逃げみたいなものだな。ごちゃごちゃ言ってないでひたすらやるしかない。

論語を読んでて思うのは、どうやったら「仁」を身につけたり「徳」を積むことができるのだろうか、ということ。
なかなか自分を成長させるのは難しい…

あっ、今我画れり、だな。

2021/04/17

仕事に関する論語のフレーズを紹介してくれる本。
やっぱり古典って大事ですね。

『恭寛信敏恵』を大事にして、『言に尤め寡く、行に悔いなし』な状態を目標にしたいです。

2021/01/24

毎日、少しずつ読んでいる。

論語は２５００年前の孔子の言葉を弟子たちがまとめたものだ。しかし、現代が見えていたかのような言葉の数々。

解説がわかりやすく具体的であるため日々に活かすことのできる本である。