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思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、
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思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、

高橋久美子【著】

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思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社
発売年月日 2013/02/21
JAN 9784620321776

思いつつ、嘆きつつ、走りつつ、

¥220

商品レビュー

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2025/10/11

読むきっかけになったのは、 趣味が合う、唯一の兄妹、兄がある本屋さんでくみこんの本を頼んだと聞き、 たどり着いた。 久しぶりにチャットモンチーを聞いた。 とても不思議な感じだった。 チャットモンチーを見たのは、高校3年生の頃の、 初めてのエルレガーデンの対バンがチャットモンチー...

読むきっかけになったのは、 趣味が合う、唯一の兄妹、兄がある本屋さんでくみこんの本を頼んだと聞き、 たどり着いた。 久しぶりにチャットモンチーを聞いた。 とても不思議な感じだった。 チャットモンチーを見たのは、高校3年生の頃の、 初めてのエルレガーデンの対バンがチャットモンチーだった。 照明が落ち、音が鳴り始めると、今まであった人と人の間が一気に凝縮される。 初めての自分には戸惑いだったが、 あっという間に馴染めた。楽しくて、最高でたまらなかった。 あの頃は、どう親の理解があったか、 父親の車、しかも仕事車で、友人2人を乗せてくれた。 相変わらずあの時の父親は、話をするわけでもなくぶっきらぼうだった。 その中の1人の友人とは今も交流があるのだが、 もう1人の友人が亡くなったことをその友人から聞いた。 そのライブでしか接点はなかったけど、 間違いなく、私の思い出の中にしっかり居た人だったから、 パワーもある子で、余計現実がわならなくなった。 前置きは長くなったが、、、 チャットモンチーが解散すると聞き、たぶんその時もう東京にいたのかなぁ、 ライブの記事を読んで、なんか思わず電車で泣いてしまった気がする。 バンドに惹かれ、なんか熱い世界で好きだったんだ。 その中で活動休止や解散という、あの頃の自分には受け入れる切れず、なんか希望がなくなった感じだったことを思い出した。 前置きが長くなったが、 チャットモンチーの曲が好きと思った時に、 その歌詞はくみこんが手がけていることが多かった。 そんなくみこんの文章。 好きだった。 わかる!田舎から上京して、東京への感覚。 くみこんの吹奏楽部の必死さが、すんなり浮かんだり。 〝生きるということは子孫を残すということなのだ。〟と生命のことを書いてたり、 1番好きだったのは、大学が田舎にあったからこそ、好きなものにこんなに打ち込めたこと。 あの大学生活の独特の自由さ、良かったなあ。 わたしは専門学校も楽しかったけど、 大学生活に憧れがあったから、余計そう思った。 このエッセイの好きなところは、 ちゃんと人の黒の感情も曝け出してて、 そうだよな。感情ってそんな物だとよなぁと思った。 展示会風景の写真もあり、とても素敵なものでびっくりした。 そして、何よりこれを書いてるくみこんが30歳だった。 時の流れは早すぎて、しんどくなってきた年齢だけど、 あの頃、きらきらして見てたステージの方は、 当たり前だけど、今も変わらずくみこんで、 今も文章を書き続けている。

Posted by ブクログ

2021/11/08

言葉が元気に溢れている感じが心地良い。勿論、ただ単純に元気なだけって訳は無いんだけど、自分とは掛け離れた心のエネルギーと陽性の発散を感じる。こういう人がいるんだよなぁ、と思う。自分は心のエネルギーが少なくて省エネ運転で生きているから、凄いなぁとひたすら関心する。

Posted by ブクログ

2017/05/27

優等生の仮面を被り続ける私の孤独は、先生が採点する授業の詩には決して書かれることはなかった。すべてこのピングーのノートに。本当はこんなにも薄っぺらい自分を詰るように、励ますように、家族も親友も知らない秘密のノートは机の奥で輝き続けた。 たまに実家に帰ったとき、あのローカル線に乗...

優等生の仮面を被り続ける私の孤独は、先生が採点する授業の詩には決して書かれることはなかった。すべてこのピングーのノートに。本当はこんなにも薄っぺらい自分を詰るように、励ますように、家族も親友も知らない秘密のノートは机の奥で輝き続けた。 たまに実家に帰ったとき、あのローカル線に乗ってみる。この座席にぶっ倒れてみんな寝てたな。数学の参考書広げたままで。憧れていた野球部、好きだったなぁ、あの人のこと、とか。思い出は想像以上に美しい。本当は、将来への不安と目の前にある目標とでぐちゃぐちゃだったに違いないのに。電車の中、くたくたの高校生を見ると惚れ惚れする。余すことなく戦っているその姿。今だけだということを誰も知らない。二度とこの電車のこの時間が戻ってこないことを知らずに、今日も揺られているんだ。 頑張れ。いつかの自分に送るように。 東京の夕日は赤い赤いギラギラしたのが特によく似合う。頑張り過ぎた人に寄り添うように、ゆっくりと1日を終わらせてくれる。忙しかった頃には全然気づかなかったのに。お前はそんなやさしい顔で私を照らしてくれていたのかい。 人生において、何の糧にもならなかったことをたくさんたくさんしたなあ。無意味で、時間の無駄で、ここでは書けないようないろんなことを。でも、ただ一つ言えるのは、無意味だったと言えるのは、やってみたからだ。やってみたことの中で、意味があって人生の糧になったこともたくさんある。 楽しくて楽しく、だけど拭い去れない孤独感。月光が、しぶきを上げながらケラケラ笑い、泳ぐみんなの顔と声を浮かび上がらせた。私はそれを見るのが好きだった。 2017.5.27

Posted by ブクログ