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いしいしんじの本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2013/02/28 |
JAN | 9784560082546 |
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いしいしんじの本
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
作家いしいしんじの本にまつわるアレコレ。書評や解説文から本の思い出話などなど。本の余白に鉛筆を走らせながら読む。そこに書かれるのは無意識から出て来る形。書いた本人も思いも寄らない形が浮かんで来る。本を読み終えたあとページを繰り直すと現れる形は、読んだ作品と読み手の本質が混じり合っ...
作家いしいしんじの本にまつわるアレコレ。書評や解説文から本の思い出話などなど。本の余白に鉛筆を走らせながら読む。そこに書かれるのは無意識から出て来る形。書いた本人も思いも寄らない形が浮かんで来る。本を読み終えたあとページを繰り直すと現れる形は、読んだ作品と読み手の本質が混じり合ったものなのか。 そんな感じで述べられるので、対象となる本を読んでいなくとも心に響いてくるものがあります。読んだ本を材料として「いしいしんじの本」というものになっているのでしょう。 いしいしんじ本人のことも綴られており、どんな話を作りたいかという問いに対して「百年前のイヌイットのこどもでも、二百年後のアイルランドのおじいちゃんでもおもしろいな、とおもってもらえるはなし」と答えられています。これこそ物語の持つ力そのものなのだろうなと感じ入ったのでした。
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いしいさんが本の紹介をする本(題名通りだけど)わたしのあまり好きでない訳のわからないほうのいしいさんだった。
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一九九九年半ば、地球が終わるとささやかれているころ、僕はそんな外部世界のことなどどうでもよく、このまま俺は終わる、というかもう終わってる、と部屋で寝転んではうそぶき、ただ、ドアをあけ外をみわたすと、なんだかまだ終わってない、書き割りの薄っぺらな風景がつづいてる、けどそんなものにご...
一九九九年半ば、地球が終わるとささやかれているころ、僕はそんな外部世界のことなどどうでもよく、このまま俺は終わる、というかもう終わってる、と部屋で寝転んではうそぶき、ただ、ドアをあけ外をみわたすと、なんだかまだ終わってない、書き割りの薄っぺらな風景がつづいてる、けどそんなものにごまかされてたまるかと冷笑しながら、やっていることは朝から酒をのんでいるくらいだった。
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