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とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ジョイス・キャロル・オーツ傑作選
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2013/02/16 |
JAN | 9784309206158 |
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とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
冒頭の「とうもろこしの乙女 ある愛の物語」はおもしろかった。 他は私には怖すぎる話ばかりだった。 「化石の兄弟」「タマゴテングタケ」は双子の話。愛憎入り混じる…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
孤独や狂気や嫌悪、残虐さが共通する7篇収録。 全体を通して、登場人物たちの理由なき暴力性みたいなものを嫌悪しながらも、どこか分からなくもないと思えてくるのが恐ろしかった。無慈悲にただ被害を受ける弱者に悲しみを寄せながら、この世から暴力が無くならないのは、元々人間に備わっているからなのかもしれないと思った。周囲に対する怒りや嫌悪が、最終的に自分に向くジュードの行動が頭に浮かんでくる。最後まで彼女は何も分からないままだったのだと思うとやけに悲しかった。 どの話も濃密だが、最終話は主人公ルーカスの思考に飲み込まれて読後放心した。それまでの話も心の動きが繊細に、大胆に描かれていたが、人間の酷く混乱した頭の中を覗き込むとこうも疲労するのかと恐ろしくなった。 それほど深くのめり込んで体験せずにはいられない、魅力ある本だ。
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愛と憎しみが類義語であるかのような短編集だった。 いろいろな関係性と憎悪のかたち。自分こそがもつべきものを他人がもっているという嫉妬。自分がもっているものを不当に奪われた、あるいは奪われそうだという危機感。そこからうまれる憎悪、羨望、愛情。惹かれるということは、とらわれるというこ...
愛と憎しみが類義語であるかのような短編集だった。 いろいろな関係性と憎悪のかたち。自分こそがもつべきものを他人がもっているという嫉妬。自分がもっているものを不当に奪われた、あるいは奪われそうだという危機感。そこからうまれる憎悪、羨望、愛情。惹かれるということは、とらわれるということでもあるのではないか? そういうことをかんがえさせられる。 この短編集に書かれているような憎悪の一片でも誰かに抱いたことがあるのなら、またはそういう暴力性を感じたことがあるのなら、ページをめくる手を止められなくなるはず。 文章の雰囲気に馴染めるかどうかでおもしろさはかなり違ってくるとおもう。一文字一文字を丁寧に追うような読み方はあまりしないで、最初にさっと流しながらドキドキする場面やあっと感じたところから読んで、ある程度なれてきたら最初にもどるのがいいかもしれない。
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