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ミラクル エリザベス・ヒューズとインスリン発見の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日経メディカル開発/日経BPマーケティング |
発売年月日 | 2013/02/08 |
JAN | 9784931400689 |
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ミラクル
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商品レビュー
5
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※このレビューにはネタバレを含みます
読み始めは慣れない文体に馴染めず、書かれていることの理解に苦しんだが、次第に慣れ、インスリンの臨床試験の段階になる頃から、当時の研究者達の息遣いや精神状態を感じて、夢中になって読み進めた。折りしも理化学研究所の小保方晴子さんによるSTAP細胞の発見が報道され、画期的な発見として話題になっている。その点でも当時の興奮を感じながら現代の興奮を感じられた事はとてもタイミングよく本書に出会えたとおもう。しかしインスリンの発見がSTAP細胞と違うのは、直にでもインスリンを必要とする人が大勢いたということ。インスリンの発見は当時、相当なインパクトを世間に与えたと思う。 バンティングが感じた自分のアイディアが他人によって奪われていくのではないかという焦燥感や他人を信用できなる精神状態は非常に共感できた。研究成果が見えはじめると大勢の人が関与するようになり、もはや自分のモノではなくなっていく感じはよく理解できる。 糖尿病患者のエリザベスがインスリンによって極度の食事制限から開放された時、好きなものを好きなだけ食べられる喜びを表現していた。食べる喜びは、健康であると忘れてしまうが本当は生の根幹を形成しているのだと再認識した。マズローの欲求の最下位に生理的欲求が位置している。欲求は満たされると忘れられてしまう。食を見直そう。NHKの朝ドラ「ごちそうさん」も食をテーマにしたドラマで毎日欠かさず見ている。自分の中で朝ドラ、インスリン、STAP細胞が繋がった。
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