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食糧の帝国 食物が決定づけた文明の勃興と崩壊 ヒストリカル・スタディーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 2013/02/04 |
JAN | 9784778313586 |
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食糧の帝国
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
ローマから現代まで、食料及び食糧生産が如何に帝国/文明の勃興を生み支え、そして壊滅する要因になったのか。現代の食料生産も微妙なロープの上にあり、いつ崩壊して食料価格が高騰、下手すると絶対的に生産量が不足しだしてもおかしくない。
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(ほとんどの)工業化された農業、食料生産が持続可能ではない、ということを、さまざまなファクターから語る本。安く見える食糧は決して安くないという。それは原子力発電による発電コストのからくりにも、同じようなことがあるのかもしれない。 僕は食糧危機に対しては楽観派なのだけど、しかし現在...
(ほとんどの)工業化された農業、食料生産が持続可能ではない、ということを、さまざまなファクターから語る本。安く見える食糧は決して安くないという。それは原子力発電による発電コストのからくりにも、同じようなことがあるのかもしれない。 僕は食糧危機に対しては楽観派なのだけど、しかし現在の食をとりまく環境は、たまたまうまくいっただけ、かもしれないと強く感じる。方向はともかく、それぞれのテーマに対してなかなか濃密かつ抑揚をもって描かれていて、面白い本、と言ってよい、と思う。 なぜか、ウルトラセブンのギエロン星獣の「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」のシーンを想像してしまった。あっちは兵器開発競争の話だけど。
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農民が自ら食べるより多い食糧の生産、それを流通させる市場、食糧の貯蔵が食糧を礎とする食糧帝国が成立する条件で、その条件が満たされないと帝国も崩壊する。古代の帝国、中世ヨーロッパ、アメリカ、中国等の諸文明を食糧の視点から描き、現代の食糧帝国の脆弱性について考察している。ローカルな食...
農民が自ら食べるより多い食糧の生産、それを流通させる市場、食糧の貯蔵が食糧を礎とする食糧帝国が成立する条件で、その条件が満たされないと帝国も崩壊する。古代の帝国、中世ヨーロッパ、アメリカ、中国等の諸文明を食糧の視点から描き、現代の食糧帝国の脆弱性について考察している。ローカルな食糧供給だけでは70億人を支えられない地球は、単一作物の大量生産と消費を前提とする食のグローバリズムという危ういシステムに当分頼らざるを得ないという。土壌喪失、気候変動、石油依存、生物多様性の欠如による病虫害被害等のさまざまなリスクを抱えたグローバルリズムの危険を減らす方法として、グローバルな食糧を地産地消(スローフード)のローカルな食糧で少しでも置き換えていく事を提案している。しかし、この処方箋は、対症療法に過ぎないので、地球帝国の将来への憂鬱の種が減る訳ではない。
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