「将来有望」な子どもの育て方 20年後を考えた子育て

細川眞紀子【著】

• 販売会社／発売会社: アスコム
• 発売年月日: 2013/01/26
• JAN: 9784776207702

商品レビュー

2016/07/19

よくある子育て本です。
著者が「思うこと」、「考えていること」が書かれています。
いいことや、納得できるようなことがいっぱいですが、そのバックデータの提示がほとんどないのが残念です。

2013/02/14

　本屋でつい手に取って買ってしまった一冊。「将来有望」という言葉はちょっと挑発的かなと思ったけれど、中身は子育てに関して大切なことの記述がたくさんあった。本書は、教育プロデューサーという肩書きながら、一男一女の母親であることから親近感を持って読んでいける。
　本書は、２０年後の社会を見据え、「個」の力がより求められる時代においては、サバイバル力が求められるという。勉強だけできてはダメ、人間性が良いだけでもダメ、優れた脳力を有し、自立した強い心と協力できる協調性の両方が備わってこそ、本物のサバイバル力がつくのだ。そこで、サバイバル１０か条を挙げているが、そのどれも共感できる。
　内容的には、「読み書き計算」といった学習面から、英語学習、スポーツ、習い事など子どもの可能性に沿った接し方を教えてくれる。当たり前な内容もあったが、今の時代、当たり前なことこそしっかりとしていかなければ、子どもを正しく育てることはできないだろう。親として、子どもと向き合う時間がどれだけ大切か、反省させられるところもあった。
　そして最終章では、「親力」として、親に求められる５つの力を述べている。①見守る力　②信じる・挑戦させる力　③媚びない・ブレない力　④プラス思考　⑤手抜き力と、ついつい自分で分かっていながらも口出ししてしまう（これまた反省）大事な内容である。子育ては自分のところにかえってくるという言葉が印象的であった。