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江戸の献立 とんぼの本
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/01/30 |
JAN | 9784106022395 |
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江戸の献立
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ほんとにおいしそう。江戸の人は脂っこいのは嫌いだったんだな。器がまたとてもいい。 日本版ノブレスオブリージュの話は腹が減ってもひもじうないじゃないが身につまされる。下々でよかったよ。 本の性格上豊かさが身上だが、いろいろと盛り付けの妙があったり、再現する人も大変だろうけれど楽しいだろうなあ。
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江戸時代の人々がどういう食事をしていたか、月替わりで、様々な階層の人たちの日記類に書き記された献立を、実際に再現し、写真と共に、詳細な解説を加えた本。解説の部分は、作家であり、京都祇園の老舗料亭を生家に持つ松井今朝子氏による、それぞれの日記および、ご自身の記憶、体験にまつわるエッ...
江戸時代の人々がどういう食事をしていたか、月替わりで、様々な階層の人たちの日記類に書き記された献立を、実際に再現し、写真と共に、詳細な解説を加えた本。解説の部分は、作家であり、京都祇園の老舗料亭を生家に持つ松井今朝子氏による、それぞれの日記および、ご自身の記憶、体験にまつわるエッセイと、料理研究家の松下幸子氏による、月々に登場する献立に関する歴史背景などの詳しい解説のセットになっている。 江戸時代と一口でいっても264年も続いた年月。料理の観点からは前中後の3期に分けることができるとは知らなかった。前期はまだ前代の首都であった京都や大阪の料理が主流、まだ醤油が庶民には浸透しておらず、酢や味噌などばかりの味付けだとは。中期になってやっと上方の料理が江戸に伝わり、後期は江戸が食以外の文化の発展と一緒に、和食がひとつの完成をみる、ということらしいが、なかなか勉強になった。 現代の日本食は、それこそ「和食」が世界遺産に認定されたり、また世界各国の料理がいくらでも食べられたり、食材にしても調味料や調理方法にしても、当時と比べ物にならないほど種類も多く、豊かになっている、という先入主を持ちがちだが、本書で取り上げられた当時の料理は素材と調理法に優れた創意工夫があり、見るからに美味しそうで、食欲を掻き立てられる。もちろん、料理の再現を担当された福田寛氏の技術や熱意によるものでもあるとしても、一品一品に込められた創意の豊かさ、技術の巧みさ、その背景にある当時の人々の想像力には感嘆する。 現代において我々は、特に食について、多くの便利さや豊かさを手に入れたと思っているが、その一方で、置き去りにし、失ってしまったものも多いだろうし、本書を読めば、むしろ江戸後期の「食」に軍配があがることも大いにありえるかと思わせる。
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いろいろな文献や絵画をもとに再現したお料理。面白いです。 どんな流通で食材が届いたのか、どんな道具で調理したのか、文章から少しずつ想像もできるように書かれています。 江戸時代の江戸と京都どちらがおいしかったなんていうお話も面白いですね。 江戸の暮らしをちょっと垣間見る感じ。
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