世界で一番おもしろい地図の読み方大事典

おもしろ地理学会【編】

• 販売会社／発売会社: 青春出版社
• 発売年月日: 2013/01/26
• JAN: 9784413110846

商品レビュー

2018/11/23

−地理に関する雑学集
世界地図
地図のことをアトラスと呼ぶのは1585年にメルカトルが発行した地図帳の表紙に描かれていたギリシャ神話の巨人の名前から
シベリアでは永久凍土が暖房熱で溶けるのを防ぐため高床式で建物が建てられている
ユカタン半島の「ユカタン」は「私はわからない」の意味
グリーンランドはデンマーク本土の50倍の面積を持つ自治領。982年に赤毛のエイリークというノルマン人がグリーンランドの前に見つけた島をアイスランドと名付け入植者を募集したが希望者が集まらず、次の島ではネーミングを変えた
ブラジルがコーヒーの大産地になったきっかけはボストン茶会事件をきっかけにアメリカ人が紅茶よりコーヒーを好みだしたから

日本地図
地図記号の警察署は警棒を重ねた絵、消防署はさすまたの絵から
天童市が将棋の駒の名産地になったのは江戸末期の武士の内職に由来。「将棋は戦術を練るものだから武士の面目を傷つけない」
西新宿の高層ビルは淀橋浄水場の貯水池のあとに作られたので道路より低い地点に建っている
舞浜駅はディズニーランドのために作られた駅で、名前もそのときに「マイアミの浜辺」にちなんで付けられた
新潟の旧国名は越後で京都に近いほうから上越、中越、下越の3地区にわけられていた。上越新幹線は上越は通っておらず上野国（こうづけ）と越後を合わせた名前である
千葉の上総、下総は「海路で」京都から近い南側が上総と名付けられている
鳥取に砂丘が出来た原因はタタラ製鉄のために中国山地の樹木を大量に伐採し、地盤がゆるみ土砂が流出したことによる

2013/04/27

地図だけでなく、国旗や鉄道、気候、特産品など世界や日本の雑学集のような内容。ひとつひとつのネタが短くてちょっとした空き時間でも読みやすい。ただもう少しテーマに関連した地図をマメに差し込んでほしい。

2013/04/08

読み方というより世界各地や日本の地理に関する由来や豆知識などを網羅した嗜好本。
地図上だけでは図れない、世界の具体的な輪郭が垣間見える。
世界規模で創作などをしている方が読むと参考になりそう。