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ジャズと仏法、そして人生を語る
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
| 発売年月日 | 2013/01/30 |
| JAN | 9784620321349 |
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ジャズと仏法、そして人生を語る
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
2人のプレイヤーが大好きで手に取りました。前を向いて、希望を持って、次へ、というメッセージがこれでもかと発信されていました。 対談とのことですが、英語?では仏教用語は何と表現されるのか興味が湧いて仕方がありません。 ぜひ翻訳前の英文を読みたいです。
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創価学会の友人が貸してくれた本。 私自身は無宗教である。 内容としては、自分を磨き、周りを助け、人生のゴールを達成しよう、という話だ。 小さい頃は日曜にキリスト教の教会に行き、大学では一般教養で宗教学(世界で主流である宗教についてざっくりと学んだだけであるが)の授業を受けた私...
創価学会の友人が貸してくれた本。 私自身は無宗教である。 内容としては、自分を磨き、周りを助け、人生のゴールを達成しよう、という話だ。 小さい頃は日曜にキリスト教の教会に行き、大学では一般教養で宗教学(世界で主流である宗教についてざっくりと学んだだけであるが)の授業を受けた私からすると、どんな宗教も、ある程度広まっているものは根本の教えはそんなに違わないし、一人一人の信者の皆さんは人助けの精神に溢れている良い人が多い。 隣人を愛し、他人を助け、良い人間であれ、という教えに沿って生きていらっしゃる。 それなのに、どうして世の中には宗教戦争が多いのだろうか。 本来、宗教とは争いや戦争を起こさないよう、自分を律するためのものではないのだろうか? 争いや戦争は、自分が、自分のグループに属する人間だけが正しい、との思い込みや、他の価値観や意見を拒否する気持ちから起こるものだ。 それゆえに、どの宗教を信じていても、自分達の教えだけが正義であり正しいと思わないことが大事である。 こんなことを言うと怒られてしまうかもしれないが、無宗教で部外者の私からすると、大体の宗教の教えは素晴らしく、そんなに違わないのだし、ゴールは世界平和という同じものだからだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は3人の対談で構成されていますが、本書の「はじめに」の中で「本書はこの3人による心のセッションである」という趣旨のことが書かれています。 自分がJAZZという音楽に関心を持ち始めてから、なんとなく感じることは、JAZZが「心」と強烈に関係性をもつ音楽なんだろなということです。もちろん音楽ってのは皆、心の表現でしょうが、JAZZには特別その要素を強烈に感じます。 プレイヤーがそれぞれに「魂」をぶつけ合って、それが融合し、音楽になるといった感じでしょうか。 3人の対談者は、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、池田大作。ハービー・ハンコックも、ウェイン・ショーターも仏法の信仰者であり、仏法の師弟による対話のセッション、紙面上の壮絶なライブという感じがします。 ともかく、ハービー・ハンコックも、ウェイン・ショーターも、独白的であり、JAZZを評論的に述べるのではなく、自分の心の中身をそのまま洗いざらいさらけ出しているというというか、まさに魂をぶつけ合っているという感じがします。非常にリアルで、これがJAZZの実態なのだという発言が多数込められているように思います。 また、ハービー・ハンコックも、ウェイン・ショーターも自分たちの尊敬の対象であり、かつ一緒にプレイしたことのあるアート・ブレイキーや、マイルス・デイヴィスのエピソードについても、非常に生々しく語っており、アート・ブレイキーやマイルス・デイヴィスの巨人さが肌に伝わってくるようです。 例えば、ウェイン・ショーター ”私は、皆が共に戦うに値するような、民衆の願望を代弁する音楽を奏でたいと思っています。それは、音楽的に表現された「決してあきらめない精神」であり、また名声や成功に目がくらむ心の迷いに挑戦する新たな音楽です。それらは、、一瞬の満足を売り物とするような今日の音楽界では、なかなか出会えないものです。” 例えば、ハービー・ハンコック ”ジャズの心を私流に言えば、「報復」です!もちろん世にいう「報復」ではありません(笑い)。人間の生命に巣食う「魔性」に対する「報復」です。「攻撃」です。ジャズが表現を求めるものは、この「攻撃精神」」なのだと思います。” 例えば、ハービーのマイルス談 ”マイルスは、「拍手ばかりを求めて演奏するやつは、バンドから解雇するぞ」と言うのです。「技巧をひけらかす演奏や、聴衆を幻惑するような演奏はするな、聴衆におもねるな、聴衆の人質になるな、拍手喝采だけを求めるのは、卑怯な演奏である。自らを恃む強さを持て。それがあれば、自分を内面から支える芯ができるのだ」・・・これが、私がマイルスのバンドで受けた訓練でした。 例えば、ウェインのブレイキー談 ”ジャズの演奏は、クリニカル(分析的・客観的)に考えたり、アカデミック(学問的)に考えてはいけない。クリニカルに演奏するな!分析や客観にはストーリーがない。君の心をさらけ出すのだ!君の心の中にあるのは何だ?それを吐き出すのだ!・・・ブレイキーのこの言葉は音楽だけではなく、人生万般に通じる言葉だと思います。”
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