サハラに死す 上温湯隆の一生 ヤマケイ文庫

上温湯隆【著】, 長尾三郎【構成】

• 販売会社／発売会社: 山と溪谷社
• 発売年月日: 2013/01/25
• JAN: 9784635047500

商品レビュー

2024/07/31

何とも言えない。
最初はワクワク途中からドキドキ、ん？おぅ？えっ？はぁー！！
感情が揺さぶられ過ぎるってwってなります。
後半イライラ。
心配。可哀想。自己中。だるい。エグい。尊敬。
色んな感情をありがとう。

2024/07/20

すべてが若い。自分のことを笑われただけで老人の腹を蹴り上げるという短気さには言葉を失う。暴力の理由は「威厳を示さないとバカにされるだけだ」とのこと。「乞食にはなりたくない」と言いながらタダ飯狙いでテントを渡り歩く様子は読んでいて滑稽だった。唯一の旅の相棒であるラクダのことも道具の一つとしか考えておらず、その扱いの酷さは目を覆いたくなるほどである。「ヒッチハイカーを家に泊めさせない日本人の了見はせまい」「こういった時に食べものをくれる優しさは日本人にはない」など、まるで日本人は冷徹で異国は優しさに溢れているかのようなことを言うが、最終的にその異国人に騙されそうになると一転し「ノーマッドの精神はいまだ動物の域を出ていない。クソのような連中だ」と怒り出す。散々日本人の文句を言うくせに、結局は日本人にお金を無心する。世界各国を旅したというわりには、あいかわらず日本の物差しで異国の常識を測ってしまっている。行動力は称賛するがすべてにおいて詰めが甘く、その自己中心ぶりは読むほどに不快感が広がる。とにかく最初から最後まで日本サゲ、外国アゲの尖った青年であった。

2024/01/03

20歳の原点の冒険者版という感じがした。2歳若い時に読んだら絶対冒険に出てた。
とりあえずかっこいい。

冒険に生きて冒険に死ぬ人はなげここまで人を魅了して離さないのか。