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魂の殺人 親は子どもに何をしたか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新曜社 |
| 発売年月日 | 2013/01/17 |
| JAN | 9784788513204 |

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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
故栗本薫が、自分に最も影響を与えた大好きな一冊に真っ先にあげていたことが一度あり、それがきっかけで読んだ本。栗本オタクだった時代が私にもありました。 目に見える虐待よりも、目に見えない虐待の方が深刻ということを知るいいきっかけになった。 作中には車輪の下からヒトラーまで様々な案件がひかれているが、それは、一般の子どもの頃の傷を公にすることは出来ないからだと説明されている。 「目に見えない虐待」「優しい虐待」というものがまだ問題化されていない時代に、よく出版出来たと思っている。だが、これはどちらかというと文学かもしれない。 実際に、栗本薫が何故この一冊を真っ先にあげたのかという事に関しては、彼女が何度か自著の中で触れた生い立ちがあったのだろうし、そこは想像の範囲内である。
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児童虐待と教育との関係などについて書かれているが、冗長。見出しのレイアウトもよくないのかな。叙述がダラダラと続く感じ。 ナチズムを受け入れる土壌をドイツの教育が作ったみたいな話を、何十ページも使って延々と語るので、「ところでいま、何について議論していたんだっけ?」となる。 そ...
児童虐待と教育との関係などについて書かれているが、冗長。見出しのレイアウトもよくないのかな。叙述がダラダラと続く感じ。 ナチズムを受け入れる土壌をドイツの教育が作ったみたいな話を、何十ページも使って延々と語るので、「ところでいま、何について議論していたんだっけ?」となる。 それでいて結論(魂の殺人)は最初から明白なので、徐々にまどろっこしくなっていった。本書の50%ぐらいのページ数でコンパクトにまとめてほしかった。
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児童精神科医の佐々木正美先生の『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』という書籍の中でタイトルが出てきたので気になって読んでみました。 断言します。私が読んできた本の中でも、かつてない名著だと感じました。心に残った部分が多すぎて、到底まとめきれません。何度も読み返したくなります。 何...
児童精神科医の佐々木正美先生の『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』という書籍の中でタイトルが出てきたので気になって読んでみました。 断言します。私が読んできた本の中でも、かつてない名著だと感じました。心に残った部分が多すぎて、到底まとめきれません。何度も読み返したくなります。 何か教育の上で親がこうするべき、というような育児書的な記載は無く、かつて行われていたいわゆる"闇教育"の紹介と、その被害者たる人物の子ども時代について、淡々と述べられており、いわば帰納的に育児のあるべき姿を読者に考えさせてくれる本だと思います。 淡々と、というのは、まえがきp.3にある通り、筆者があえてそういうスタンスを取っています。 "私は処方箋とか忠告とかいうものの効果を、少なくともこの無意識のふるまいに関するかぎりは信じておりませんので、世の御両親に向って、その方たちができもしないのに、子どもの扱い方をああしなさいこうしなさいと指図する気はありません。私ができるのは、つながりをはっきりさせること、つまり、大人の中にいる子どもに目に見えそして感じとることができるような形でお知らせをすることと言ってよいでしょう。" ※p.3 "まえがき"より ところどころ理解しづらい部分もあるかと思いますが、個人的にはまさに、先にお名前を挙げた佐々木正美先生の育児本をいくらか読んでからお読みになると、話が頭に入りやすいと思っています。要は良い教育の裏返しが"闇教育"なので。 育児本としての価値も高いですが、世界の見え方すら変わるとも思います。これは決して大袈裟に言っているのではなく、本当にそう思っています。 日本でもかつての多くの家庭で、この本の中にあるような闇教育の一端があったと思っています。"体罰"や"怒号を伴う叱責"が許されていた、なんなら歓迎されていた時代があったのですから。今でも「多少の体罰は許される」と思っている方はいくらでもいらっしゃいますよね。 以前に、私の父親が「今の学校の先生は拳骨ひとつ打てないから大変だよな〜」と気楽に言ってたのが思い出されました。その私の父親は、かつて教育の名の下、私を拳骨で殴ったり、黙らせるために物を叩いて大きな音で威嚇したりしていました。 幼な子は不当な家庭内の圧政に対して、反発ではなく、感情を押し殺すことで順応し、それが悪いことだと認識することすら出来ないまま大人になります。そして闇教育によって抑え込まれた感情は、大きくなった時にツケとして、何かに対して発散させることが運命付けられており、それは多くの場合その子どもを向けられ、家族の繋がりを這う呪いのように世代間へ引き継がれていきます。 この本を知るきっかけになった、佐々木正美先生の『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』という著書の冒頭の以下の記載が改めて思い出されました。 "私の教え子であった若者たちのなかで、大学を巣立っていった後、高齢者の福祉施設で働いている人たちがいます。もはや同僚となった彼ら彼女たちは、自分たちが寄り添ってケアをしている高齢者は、その一人ひとりが幼少期からの問題を、そのまま引きずるようにして生きていることが、あらためて理解・実感できたと教えてくれます。" ※佐々木正美著『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』"はじめに"より では、闇教育を受けた私たちはどうすれば良いのか。アリス・ミラーによると、それは"知ること"だと言います。 "4. 自分が犠牲に供されていることを意識的に経験した方が、それを無視するよりも、サディズム、すなわち、他者を苦しめ傷つけようとする強迫、の予防として役にたつこと。" "6. 大人になった後で、人を責めたり、憤慨してみたり、罪の意識を持ったりしてもうまくいかないので、むしろどういう因果関係で自分がこういうふうになっているのかを理解した方がよいこと。" "8. 6に述べた因果関係はどこにでもあるありふれた話ではあるけれどだからといって調べなくてよいわけではなく、むしろ、それが我々すべての運命であるかもしくはあり得るのである以上、話は逆であること。" ※p.257-258 "アドルフ・ヒットラーの子ども時代"より この本を通して、幼少期から自分自身を見つめ直すことで、私はやっと過去の自分を受け入れ、歳相応の心の発達過程を経ることが出来たと思います。そして、同じように苦しむ人にも、この本は救いになると思っています。だからこそ、育児に関わる人に限らず、全ての人に読んでほしい本だと思っています。
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